淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「おもかげ」 浅田 次郎

2018-05-24 08:19:02 | 棚の上の本

久しぶりの浅田さんの本やったです。

「地下鉄に乗って」「月のしずく」「椿山課長の七日間 」・・・・のお話しが甦ってくる
浅田さんの世界です。

集中治療室で生死の境ばさまよう主人公の物語です。
主人公の名前は「竹脇正一」、養護施設で名付けられた名前です。
彼は捨てられた赤ちゃんだったとです。

65才になった彼の退職送別会の日、帰りの地下鉄車両で
彼は倒れ意識ば失ったとです。

ばってん病床の彼は目覚めていたとです
記憶の世界で彼は甦っていたとです。
忘れる事が出来ない大切な人たちのおもかげと一緒に・・・・。

いつもの浅田節と言われる方もおられるばってん
それも否めんとばってんオイは好いとるです。

現実にはあり得んとばってん
本当にあり得たらよかねぇと思う本ば好いとるとです。
あり得んとがファンタジーやけん・・・・・。

御同輩には特におすすめの本です(笑)。


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