お話は
会社ば辞めて自宅に引き込んでおった九澄(くすみ)27歳は
ある日、祖母にアルバイトば頼まれたとです。
そのバイトとは祖母からもらった歌舞伎のチケットで
舞台ば観に行き芝居の感想やらば祖母に報告することです。
歌舞伎やら観たことも無か九澄はバイト代欲しさに承諾したとです。
ばってん、初めて行った歌舞伎座で謎の老紳士に出会った日から
九澄の生き方が緩やかに変わって行ったとです・・。
観劇中に起きる小さなミステリーが
歌舞伎やオペラや劇団の芝居にかみ合い
ラストまで楽しく安心して読める本でした(笑)。