淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 豚足と七草

2015-01-06 17:46:07 | 棚の上の本

ブルース   桜木紫乃

先ずタイトルと表紙の写真がマッチして久しぶりによかねぇと思ったとです。

作者の出身地の北海道は道東の港町が舞台です。
6本の指ば持つ少年「影山博人」は崖の下と呼ばれる
逆境の中で育ち、やがて裏社会でのしあがるとです。
その彼に惹かれていく8人の女性の短編集です。

桜木紫乃さんの本は性愛描写やらが良く出てくるとばってん
それは男と女、人間の本音が悲しく切なく絡み合う姿となって
いつのまにか最後まで読ませてしまうとです。
釧路の風景も描写もやっぱよかです。

 

肉小説集  坂木 司

ハイこの本は「ブルース」とは真逆で
何と豚肉の部位にまつわる短編集です。

ははははは!! 和菓子のアンの作者さんは飲食作家だとお見受けするとです。
やっぱ面白い本です、色々理屈はいらんです、何も考えんでよかです。
ロースにヒレにバラにホルモン豚足やら色々出てきて読み終えた頃
オイは何か胃の中が重たくなったとです。

ばってん豚肉お好きな方にはおすすめです(笑)。