その女性は捜し出され
役人は 泣く赤ん坊を 都へ連れて行きました。
一典という臣下は
王に鐘を作ることを中止した方が良いと
進言しましたが
王は聞き入れませんでした。
一典の反対にも 関わらず
女の子は鉄の釜に入れられました。
一典は たくさんの涙を流し
目が見えなくなってしまったと 言われています。
やがて鐘は完成し 王や臣下や沢山の人が
集まって 打鐘式を行うことになりました。
鐘は打たれました。
すると
鐘がエミレ~と鳴いて(泣いて)いるのです。
母はいいます。
「あれは 我が子が 母を恨む声です。」と。
こうして この鐘は「エミレの鐘」と
呼ぶようになりました。
エミレの鐘は高さ333センチ、直径227センチ。
慶州博物院に保存されています。
因みに 国宝第29号です。
(完)
(参考) ものがたり 韓国史 一 国書刊行会