南九州への旅(その24)・・・・・・路線バスのきめ細かいサービスに感心
ホテルの駐車場へ行くと耕一氏が待っている。
(拙者) 「この車はもしかして・・・」
(耕一) 「そうです。もしかしてです。義父さんの17回忌の時の車です。岐阜に行きました時の車です。」
(又丸) 「もう20年になりますねえ」
(耕一) 「故障なくよく走ってくれます。」
(又丸) 「助左衛門さんは安い車を何回も替えていますよ。しかし、こちらの方が経済的だね。」
(拙者) 「又丸の言う通りです。参りました。」
そんな会話をしているうちに、宮崎駅に到着。
朝10時15分の宮崎駅。宮崎空港行の普通列車は1時間近くない。
打開策を考えていると、駅前には何台ものバスが動いている。
(拙者) 「バスがあるでかないか」
(又丸) 「列車が便利なのに、バスの空港行きはありますかね」
(拙者) 「きっとありますよ。駅構内のあの観光案内所に聞いてみよう。」
(案内女) 「何本もありますよ。あそこが乗り場です。」
乗り場に行けば、待つほどもなく、都城駅前行きの高速バスがきた。
拙者達はバスに乗車して、暫くすると珍サービスに遭遇した。
(乗客A) 「運転手さん。私は途中の北原町で降りますが、タクシーを頼んでくれませんか。」
(運転手) 「おばあちゃん。北原町で、タクシーですね。わかりました。」
「宮崎交通の〇〇です。北原町バス停でタクシー1台お願いします。」
雨が降りしきるなか、拙者は宮崎交通の、きめ細かいサービスに感心。
30分ほどするとあのおばあちゃんを残して、乗客6名は宮崎空港で下車。バスの料金440円。
宮崎発中部空港行き最終便18時40分を13時35分発への変更手続きは簡単にできると考えていたが、甘かった。
最終の飛行機の時間まで、5時間である。
この最後の5時間で信じられないことが2つあった。
(次回へ続く)