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B級会社員のOFF日記(現在無職です)

尻毛助左衛門と尻毛又丸の珍道中の日記を公開しています。

定年サラリーマンのOFF日記もあります。

南九州への旅(その24)・・・・・・路線バスのきめ細かいサービスに感心

2016-05-12 21:04:13 | 南九州への旅

南九州への旅(その24)・・・・・・路線バスのきめ細かいサービスに感心

ホテルの駐車場へ行くと耕一氏が待っている。

(拙者) 「この車はもしかして・・・」

(耕一) 「そうです。もしかしてです。義父さんの17回忌の時の車です。岐阜に行きました時の車です。」

(又丸) 「もう20年になりますねえ」

(耕一) 「故障なくよく走ってくれます。」

(又丸) 「助左衛門さんは安い車を何回も替えていますよ。しかし、こちらの方が経済的だね。」

(拙者) 「又丸の言う通りです。参りました。」

そんな会話をしているうちに、宮崎駅に到着。

朝10時15分の宮崎駅。宮崎空港行の普通列車は1時間近くない。

打開策を考えていると、駅前には何台ものバスが動いている。

(拙者) 「バスがあるでかないか」

(又丸) 「列車が便利なのに、バスの空港行きはありますかね」

(拙者) 「きっとありますよ。駅構内のあの観光案内所に聞いてみよう。」

(案内女) 「何本もありますよ。あそこが乗り場です。」

乗り場に行けば、待つほどもなく、都城駅前行きの高速バスがきた。

拙者達はバスに乗車して、暫くすると珍サービスに遭遇した。

(乗客A) 「運転手さん。私は途中の北原町で降りますが、タクシーを頼んでくれませんか。」

(運転手) 「おばあちゃん。北原町で、タクシーですね。わかりました。」

       「宮崎交通の〇〇です。北原町バス停でタクシー1台お願いします。」

雨が降りしきるなか、拙者は宮崎交通の、きめ細かいサービスに感心。

30分ほどするとあのおばあちゃんを残して、乗客6名は宮崎空港で下車。バスの料金440円。

宮崎発中部空港行き最終便18時40分を13時35分発への変更手続きは簡単にできると考えていたが、甘かった。

最終の飛行機の時間まで、5時間である。

この最後の5時間で信じられないことが2つあった。

 

(次回へ続く)

 

 

 

 

 


南九州への旅(その23)・・・・・・お金が足りない、どこへも行けない

2016-05-11 20:52:14 | 南九州への旅

南九州への旅(その23)・・・・・・お金が足りない、どこへも行けない

平成28年4月25日(日)

拙者は夕食よりも朝食が好きである。ホテルや旅館の朝食をいつも楽しみにしている。

今回は宮崎観光ホテルである。期待はいつもより高まる。

朝食バイキングは6時30分からであるが、拙者と又丸はバイキングのレストランの前に1番乗りを目指して待っていた。

朝刊が何部も用意されている。

さりげなく拙者は地元の朝刊を読んでいたが、又丸は忙しく働く人たちを興味深く見ている。

6時30分。時間通りウェイターが窓際の席へ案内してくれた。

貧乏人の悲しさ、バイキングには無理をして食べてしまう。

(拙者) 「又丸! お昼の分まで食べようぜ」

(又丸) 「当たり前でござる。」

「納豆、焼魚、ハム、ウインナー、オムレツ、ジュース、牛乳、肉じゃが、白飯、味噌汁、混ぜご飯、漬物、バタートースト、コーヒー、ケーキ、果実等」

1時間以上粘ってしまった。

朝から雨が降っている。

外出を制止するような雨。

フロントでバスツアーのパンフレットをもらう。

「小京都 飫肥(オビ)一日ツアー 5000円。」

飫肥城跡、藩校振徳堂、小村寿太郎生誕地、古い歴史をもつ目井津漁港、と豪華な昼食と書いてある。

帰りは宮崎空港まで送ってくれる。

(拙者) 「又丸、財布の中にはいくらある?」

(又丸) 「千円と少し」

(拙者) 「宮崎に来て手拭いを昨日又買いましたね」

(又丸) 「ばれましたか」

(拙者) 「バスツアーに行きたいけれど、金はなし」

(又丸) 「誰かに、お金借りましょうか」

(拙者) 「誰も貸しくれないでしょう。又丸のおこずかいは少ないけれど、空港で褌を買ったのが敗因ですよ。」

(又丸) 「飫肥(オビ)かごみか知らないけれど。雨も降っているので、もう過ぎの便に変更して帰りませんか?」

その時電話が鳴る。

(耕一) 「チェックアウトの時間ですから、これからどうします?」

(拙者) 「駅にいけば、大満足ですので、宮崎駅へお願いします」

耕一氏は松枝のご主人であります。

 

(次回へ続く)

 

 


南九州への旅(その22)・・・・・・下着は擦り切れるまで

2016-05-07 21:47:40 | 南九州への旅

南九州への旅(その22)・・・・・・下着は擦り切れるまで

平成28年4月23日(土) 夜

ホテルに戻り、地下1階のコインランドリーの洗濯物を取り込み部屋に戻る。

洗濯物を広げて・・・・・

(拙者) 「ついにその時が来た。!」

(又丸) 「どうしたのですか?」

(拙者) 「この下着は永年拙者に仕えてくれた。」

(又丸) 「大袈裟ですよ」

(拙者) 「又丸この通り!。 このトランクスは擦り切れて破れてしまった。」

(又丸) 「本当だ。擦り切れたトランクスなんて見たことがないですよ」

(拙者) 「丁寧に何年も使えばこの通り。下着は擦り切れるまで使うもの。」

(又丸) 「私の褌は勝負下着ですが、それはとても勝負できませんよ」

(拙者) 「又丸の褌と一緒にするな」

(又丸) 「はいはい。助左衛門さんの主義はわかりましたけれど、そのトランクスはもう捨てて、お風呂、お風呂に行きましょうよ」

拙者はトランクスとの別れを惜しみ、不要な紙に丸めて、忠義一途のトランクスをごみ箱に捨てた。

 

拙者と又丸は浴衣に着替え、館内の温泉に向かう。

宮崎観光ホテルのレストランはどこも高いけれど、ホテル内温泉は宿泊客には当然無料である。

ゆっくりとお湯につかる。入浴客はごく僅か。疲れはとれました。

 

部屋に戻ると、コンビニで買ったコーヒーを飲む。

又丸は窓に釘付け。

時刻表を見ながら、

(又丸) 「もうすぐ、特急が通過しますよ」

(拙者) 「本当かよ」

(又丸) 「大分22時25分発南宮崎行きにちりん25号が大淀川の橋を渡りますよ。・・・・・・・・・来ました。時刻表通り。お疲れさまです。」

(拙者) 「もう11時半すぎだよ」

(又丸) 「23時45分過ぎに都城行きの本日最終列車があるから、それまで見ていますよ」

(拙者) 「相変わらず、列車には律儀だなあ~」

(又丸) 「その通りなのですよ」

拙者は寝る体制を取るが、なかなか眠れない。

暫くすると又丸の言う通り列車が橋を渡る音がする。

 

(次回へ続く)

 


南九州への旅(その21)・・・・・・一流ホテルに馴染めず、外出

2016-05-07 09:38:03 | 南九州への旅

南九州への旅(その21)・・・・・・一流ホテルに馴染めず、外出

平成28年4月28日(土)

今夜のお宿はなんと用意してもらいました宮崎で一二を争う宮崎観光ホテル

9階のツインに入ると大淀川を渡る日豊本線の列車がよく見ることができる。

拙者も又丸もご機嫌。

ホテルで夕食を済ませようと、ホテル内をブラブラしてもどこも高級すぎて最低4000円くらい。

これではホテル内はとても無理。

地下1階にコインランドリーを発見しただけに終わる。

部屋に帰り、二人の洗濯物をコインランドリーに入れて300円。

雨が強く降る中を安い食堂を求めて外出する。

いかにも安そうなラーメン店を発見。

店の看板メニューの「焼き餃子10個とお好きなラーメン」を880円で。

(又丸) 「この店で決まりだね」

(拙者) 「二人にはここで十分」

店に入ると客はいない。二人は少し不安になるが、「焼き餃子10個と醤油ラーメン」を注文する。

腹を空かせた二人にはとても美味。

雨に濡れた体を温め、にんにくの口臭を漂わせながら、コンビニで袋入りコーヒーとおつまみを買い、ホテルに戻る。

コインランドリーの洗濯物を取り出し部屋に戻る。

 

(次回へ続く)

 

 

 

 


南九州への旅(その20)・・・・・・宮崎県知事が、宮崎市長が来賓として

2016-05-06 21:11:07 | 南九州への旅

南九州への旅(その20)・・・・・・宮崎県知事が、宮崎市長が来賓として

平成28年4月23日(土)

拙者と又丸は宮崎市立佐土原図書館のベンチで450円弁当を食べていた。

貧乏な二人は1本の自販機のお茶を分けて飲んでいた。

正午になると、大型バスが何台もやってきた。

大型バスの乗客は佐土原文化センターへ入っていく。

自家用車も駐車場に増える。

場違いな拙者と又丸は、早々に弁当を食べて、様子を見ていた。

そして黒塗りの車が到着した。お辞儀をする人が多い。

立派な服装の人。

(又丸) 「誰だろう」

(拙者) 「別の車が又きたよ。」

(又丸) 「本当だ」

いつの間にか雨は本降りになっていた。

拙者と又丸は会場に入る。

 

13時20分 開会

(株)アイスブレイク 代表取締役 中村 信仁さんが司会者として挨拶をする。

みやざき中央新聞代表取締役 松田くるみが以下のようにお礼の言葉を述べた。

「みやざき中央新聞25周年を皆様と共に迎えることができますことをこころより感謝します。・・・・・・全国各地より大勢きてくださいました。ありがとうございます。」

そして宮崎県知事が来賓として話をして、佐土原出身の宮崎市長が続いた。

 

拙者と又丸は口を開けて見ているだけであった。暫くすると又丸は口を閉じて

(又丸) 「凄い所に来ていますよ」

(拙者) 「会場には500人くらいの人だろうか」

(又丸) 「次は着物の女性が話しますよ」

(拙者) 「和服が似合う人ですね」

(又丸) 「ここからは、遠すぎて美人かどうか、わからないですよ」

その方は(株)ことほぎ代表取締役 白駒 妃登美さんである。

そのあとは 人とホスピタリティ 代表 高野 登さんの話があった。

16時40分。 終了

 

18時から場所を宮崎観光ホテルに移して懇親会が行われた。

拙者と又丸はこの会場の方々とは不釣り合いのため欠席にした。

 

 

(次回へ続く)