わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

「つぅ」より、ベーッシク5組の報告です

2013年09月20日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
こんにちは、べーっシック5組長老の辻田です。
キャンプネームは「つぅ」です。

今年、私が担当したベーシック5組6組では、福島キッズを11人招待して行いました。

当日、どこの誰よりも早く到着した福島キッズたちは、8時間にも及ぶ長旅で少し疲れたようでした。

そして、去年よりも少し大きくなったリピーターの福島キッズは、少し照れくさそうに「ただいま」と言ってくれました。






毎年参加してくれている子は、今年から小学一年生になった妹を連れてきていました。

お兄ちゃんはチャレンジコースに行き、妹は私が担当するベーシックコースに参加しました。

期間中、妹の様子が気になるのか、お兄ちゃんは私を見かけるたびに「妹はちゃんとやっている?妹は泣いてない?」と何度も聞いてきました。

本当に妹思いのいいお兄ちゃんなのだなと思いました。

しかし、妹の方はお兄ちゃんの心配をよそに、食事作りに、火お越しに一生懸命働いて、精一杯遊んでいました。妹にお兄ちゃんの話をすると、「まったくお兄ちゃんは心配性なんだから」と照れくさそうに話していました。

ほかの福島キッズたちも、みんなと一緒になって川遊びや工作など思いっきり楽しんでいました。

なかでも虫取りと川遊びは福島キッズたちには大人気でした。

カブトムシを見つけたり、川でおたまじゃくしを見つけたりと大興奮していました。











今回福島キッズを担当して感じたことは、こどもたちはどこに住んでいても、どこから来ていても、遊びの天才で楽しむことに対して一生懸命になれると改めて感じました。

いまだ原発の問題や、仮設住宅で生活をしている人たちはたくさんいますが、ここ泰阜村にきて山賊キャンプをしていると、そんなことを忘れ自然を満喫して楽しめると感じました。

そして、こどもたちの絆や力には本当に驚かされました。誰とでも仲良くなり、どんなことでも楽しんでしまうこどもたちには、私たちが忘れていた何かを気づかせてくれたような気がします。

そして、帰り際にこどもたちが言った言葉がずっと心に残っています。

「今度は福島に招待するよ!」すごくうれしかったです。そしてみんなの感謝の気持ちが伝わってきました。いつか実現できるように私も福島キッズたちを見習っていつまでもこどもの心を忘れないようにしたいと思います。

ベーッシク5組長老 辻田つぅ



私からも一言。

この「つぅ」というスタッフは、こどもの頃に山賊キャンプに参加しました。

高校生の時にはボランティアとしても。

そして、今、職員として、今度はこどもたちにキャンプを通して、これからの未来に必要な何かを提供しています。

時を超えた素敵な縁ですね。

大切なことは、こうして手渡しで伝えられていくのです。

代表 辻だいち



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