わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

自然の良さ肌で感じる 泰阜の山賊キャンプが人気 村ぐるみで支援 福島児童も参加

2014年08月20日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
信州こども山賊キャンプの様子が、地元の新聞社で紹介されました。

ちいさな村の行政と、小さな村の住民と、小さなNPOが、力と知恵をあわせて取り組む身の丈の支援。

信州南部の人に読まれるだけではなく、広く全国の皆さんにも読んでいただければと思います。





南信州新聞 2014年8月15日
自然の良さ肌で感じる
泰阜の山賊キャンプが人気
村ぐるみで支援
福島児童も参加


 泰阜村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが企画運営する「夏の信州こども山賊キャンプ」が、ことしも同村の左京川キャンプ場などを会場に始まった。関東、中京圏をはじめ、福島県の子どもたちも参加する人気のキャンプ。バスを使った都市部への送迎は村が補助し、子どもたちの食事には地元農家が作った野菜を使うなど、村全体で支援しながら若い世代を迎え入れている。

 大自然の中でアウトドア生活を楽しもうと、ことしは8月中、東京や大阪、名古屋方面からの小中学生延べ1100人の申し込みがあった。川遊びや宝探し、スイカ割り、キャンプファイヤー、星空見学などキャンプ中のスケジュールは子どもたちで決めるところに人気の秘密があり、多い子では小学1年生から毎年夏冬で5回目という皆勤賞の子どもも少なくない。
 2011年度から「震災の影響で外で遊べなくなった子どもたちに遊べる場所を提供しよう」と、福島県の子どもたちを招待し始めた。7回目を迎えた4回、4-8日のコースにはいわき市、福島市、小野町から14人の子どもたちが参加。都市部の子どもたちと一緒にキャンプを楽しんだ。
 子ども間のトラブルは、子どもたち同士で話し合って解決することが基本方針。全国から集まったボランティアスタッフが安全確保に努めるが、必要以上に子どもたちがの生活に介入しないのが決まりだ。同センターの辻英之代表理事は「いろいろあるが、最終的に結び付きを深め、友情が芽生える」と話す。ドラム缶風呂に入り、野宿しながら星空を眺める都会ではできない経験が、子どもたちの冒険心を仲間意識を高めるという。

 「山賊キャンプを理解してもらい、受け入れられるまでに苦労もあった」と辻さん。いまでは地元農家が作った野菜をシーズン中は相当量購入するなど富を循環させる。村も福島県への送迎バスの費用を全面的に支援。本年度予算に150万円を盛った。横前明副村長は「グリーンウッドのスタッフは、キャンプで何をすればよいかを子どもの目線で考え、判断できる力がある。子どもたちも好き勝手やれるわけではなく、一定のルールの中で友だちを尊重しながら生活している」とみる。
 3回目の参加という福島市の6年生塩毬絵さん(11)は「福島では体験できないことが、ここにはたくさんある。友だちもでき協力し合いながら生活するところが楽しい」と笑顔。同センターが招待する地元泰阜小6年生で児童会長を務める松下優大君(12)も「初めての参加で知らない人たちばかりだけど、にぎやかでとても楽しい。思う存分遊んで思い出をつくりたい」と話した。
 経験や年齢別でコースを選択でき、上級者は渓谷の滝を目指すことができる「サバイバルキャンプ」も企画する。親は引率できないため、参加する時点で理解が得られなければ実現しない同キャンプ。辻さんは「招待する福島の子どもたちの保護者には直接出向いて説明している。震災被害を風化させないためにも、継続して応援していきたい」と話し、「みんな違ってみんないいということを、参加した子どもたちに学び取ってもらいたい」と思いを語る。









南信州新聞のみなさん、ありがとうございました!

代表 辻だいち


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