中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

グリーン先生

2007年11月28日 | Weblog

手元に無いので正確かどうか分からないが、現行版の東京書籍『New Horizon』、中学1年生用英語教科書の冒頭には、緑の服を着た女性ネイティブ教師が登場する。その名もグリーン先生。
グリーン先生は教室で挨拶をし、生徒が英語で質問をするのに答える。

はじめまして。
家族は何人ですか?…4人です。
兄弟はいますか?…はい、います。
趣味は何ですか?…スキーです。
車を運転できますか?…はい、できます。
日本語ができますか?…すこし

1年生の授業が始まって1ヶ月少し経ち、あいさつ以上の日本語ができるようになったので、授業見学に招かれた。
1年生は1クラス30人で2クラスあり、若手教師2人が受け持っている。
そこで私が登場したわけだが、やりながら、いま私、グリーン先生をやってるな~と思った。質問と応答の内容が、英語と日本語の違いだけで、全く同じ…。

これで着任後、合計7人の若手教師の授業を見学させてもらったことになるが、人それぞれの良さがあって面白い。自分の授業を他の教師に見せるのはやりにくいものなので、よくぞ招いてくれたと嬉しく思う。さらに授業後に、私の授業で足りないことはありませんでしたか?などと聞かれると、学ぼうという謙虚な姿勢に頭が下がる。私のほうが教師としての経験が浅いのに、日本語ネイティブだっていうだけで偉そうに指摘して申し訳ないと思いながらいつもコメントしている。

さて。これで路上で挨拶する学生がさらに60人増えたということか。