中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

顔を出す

2007年11月12日 | Weblog


オフィスアワーに学生の質問に答えていると、外に教職員が集まっていた。窓越しに「なにしてるのー?」と顔見知りの職員に声をかけると、「今週木曜日にやる運動会の体操の練習だよー」と言う。今度は運動会ですか…

さっそく体操練習に飛び入り参加してみた。
日本のラジオ体操よりもちょっと複雑でおもしろい。

体操の練習が終わると、その場にいた上司2人から合計3つの仕事を頼まれた。どれも今週中のもので急ぎだが、それほど負担でもないし、意義のある仕事なので喜んで引き受ける。
一緒に参加していたアメリカ人教師も、どうやら同じような状況だったらしい。「オーマイガッ」と言って、いそいそと自分の研究室に消えていった。

もしここに飛び入り参加しなければ、一体いつこれらの仕事の連絡が来たのだろうかと少し考える。
担当教師と連絡係教師と事務方と、誰が外国人教師に通達するかという責任の所在はたいてい曖昧なので、自分から積極的に顔を出して自分の存在を思い出させないと、仕事の見通しがたたなくなってしまうような気がする。中国国内の他の学校で教師をしている仲間もそういう経験が多いようだが、その曖昧さは共通の特徴なのだろか?

よく分からないけれど、でも、顔を出さない→ますます連絡がぎりぎりまで来なくなる→いらいらしたり不信感をもつ、もしくは、仕事が思ったようにできなくなる→不機嫌になられると面倒なので、もしくは、仕事をしっかりやってくれないと思われて、連絡が少なくなる→顔を出さなくなる→連絡がぎりぎりまで…の負のスパイラルは避けたいものだ。

「顔を出す」なんて生易しいものではなく「首をつっこむ」ぐらいでちょうどいいのかもしれない、というのが実働半年間の感触なのだが…。今度、北京で先輩ネイティブ教師たちに経験や意見を聞いてみたいものだ。