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道路の陥没事故

2020-10-20 | 日記

東京の住宅街で道路が陥没し、1-2時間の内に深さ5m近い穴ができたという。恐ろしい話だ。夜ならば車や自転車が、あるいは人が落ちる可能性もあっただろう。近年あちこちの都市で陥没事故が報道されるが、本当に大丈夫か?という気持ちになる。また、道路の陥没というのが本当に道路だけの陥没で済むのかどうかも気掛かりだ。今回の穴もかなり大きく深いので、陥没が住宅敷地内で起きれば、住宅の一部が穴に落ち込む可能性だってあると心配になる。

 大都市での地下利用を進めるために、私有地の所有権は地下50mまでしか及ばないことになった。つまり、50mより深いところは地面所有者の許可なく地下工事を進めることができるようになっている。今回は地下40mでの工事との因果関係が調査されることになるが、特に東京・関東平野のように地下の堆積層の厚い地盤構造の平野では、地下50mの工事でも地下水の減少や振動による土砂の動きで地表近くまで影響を及ぼすことがあり得るのじゃないかと心配になる。

 また、水道管・下水道管の老朽化による破損が原因となる地表の陥没も、今後増えることになるのだろう。道路表面の10cmくらいのアスファルト舗装により、その下の土が陥没で失われても地表は当面の崩落を免れるかも知れない。しかし、その上を車やバスが通れば重さに耐えきれずに一気に舗装が割れて地中深くに転落することだって考えられる。舗装の下の土と地下の状況を地表の車から舗装越しに検査できるようなシステムを作り、深い浅いを問わず地下で工事が行われる道路では定期的に検査する体制が必要だと感じる。

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