甘い生活

ある番組で野口五郎の曲を振り返っていた。その中に「甘い生活」という曲名が。あれ！「甘い生活」って八神純子の曲にも有ったような気がする。手元で検索してみると、やはり八神純子にも甘い生活という曲があった。

　もしかして、と、両方の歌詞を調べてみた。野口五郎の曲は、「甘い夢を求めて二人で生活を始めたけど、いつの間にか初めのような情熱を感じなくなっていく」男の気持ちが歌詞になっていて、八神純子の方は「ごめんなさい、あなたの心がつかめないの」と、二人の生活から一人で去っていく女の気持ちを歌っている。

　二つの歌詞を並べてみて、まるで、一緒に「甘い生活」を夢見て暮らし始め、やがて離れていく男女それぞれの気持ちを歌っているように思えてきた。八神純子の曲の方が後から出ているのだが、もしかして先にあった野口五郎の曲を意識していたのだろうか？特に意識してはなかったとしても、一度それぞれの「甘い生活」を並べて聞いてみたいと思った。