愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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紅く輝く火星

2020-10-24 | 日記

寒さが増して来た秋の夜空に、火星が一際赤く輝いている。以前にも大接近というのがあったが、今年は準大接近なのだそうだ。最接近は10月6日頃ということで、既に過ぎてはいるがまだまだ明るく紅く、真夜中の空の真ん中で輝いている。火星と地球の公転軌道と周期のずれの関係で、一番遠い時と近い時の火星の見える大きさ(直径)が9倍も違うらしい。

 惑星は太陽の光を反射するだけなのだから、直径が9倍なら、反射面積はその2乗、すなわち 9x9=81 倍ということになる。それだけ違えば、今の火星が木星よりも明るく、宵の明星並みに見えることにも合点がいく。遠く暗い時にはその存在すら忘れそうな火星、その運航や変則的な軌道にどうして中世の学者が興味を持ったのかと感じていたが、なるほど火星はこんなにも明るく輝く星でもあったのだ。こんなにも明るさの変わる ”目立つ星” ならば、興味を持つのが当然というものだ。

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