雲
2020-10-12 | 日記
秋はイワシ雲、ウロコ雲。あるいは、ポツンポツンと浮かぶ小さな積雲の列も。冬の雲は空の一角を被ういくつかの大きな積雲、雲の切れ間にも青空はなく、白く光る雲の切れ目から地上に届く光の線が明るく見えているような。夏は海の向こうや山地の上に急激に盛り上がる入道雲、青い空の上にまで届いてなお、もくもくと動いて見る間に形を変えていく。春は雲と言うより霞、空は明るいが少し遠くの山や海が霞んで見え、そのまま雲とも霞ともつかぬ白っぽい空に続いていく。
なぜそれぞれの雲に季節を感じるのか? ウロコ雲やイワシ雲は低気圧の前触れで、梅雨時の移動性低気圧接近の前にも表れるのに、なぜ、それらが秋の象徴のように感じるのか? 何となく理由付けは出来そうだが、そこには空や気象変化の特徴だけでなく、我々人間たちの生活や体の変化なども絡んでいそうな気がする。