先日から作っているポルトガルフェルナンドピントモデルFPPモデルから輸入したフェラーリ315S。
1957年最後のミッレミリア優勝車になります。
今日はボディ塗装をご紹介。
ボディの下穴を開けて各パーツのすり合わせをしていきます。
このキットはレジンパーツに金属線がインサート成形されているので、強度の必要なところは助かります。
さらにクリヤーパーツをバキュームから切り出して、ミラーやエッチングとすり合わせしておきます。
ボディの各部に穴を開けて、中性洗剤で洗ってからミッチャクロンをしっかりと吹き、グレーサフとペーパーを繰り返します。
下地が出来上がりました。
ボディ内側に濃いめのグレー(日本海軍呉工廠グレー)を吹きました。
内側をマスク。
フードの裏もシルバーを吹いてからマスクしました。
トノカバーとフードに隠れる部分に、グレーサフの上からシャインレッドを吹き付け。
トノカバーの部分にフラットクリヤーを吹きマスクします。
全体を組み合わせてシャインレッドを吹いてから軽く3番の赤でコートして深みを出します。
シャインレッドはサフの上から直接吹くと少し濁ってアーリーフェラーリらしい色になります。
そこに3番の赤でコートすると深みのある赤になります。
デカールを貼ってクリヤーでコートしました。フェルナンドさんのデカールは透けないし
一文字ずつ独立しているのでニスも目立たず貼りやすかったです。資料を見ながら貼る位置を調整します。
マスクを剥がすとトノカバーのつや消しの赤と室内のグレーのコントラストがいい感じになりました。
ボディをコンバウンドで磨き、ライト内をリキッドクロームマーカー、ライト前のスコップの部分を4アーティストマーカーの中身を筆塗りしました。ライト前の部分はキラキラしすぎていたのでタミヤアクリルのフラットアルミでコートしています。
ボンネットは昼間の自然光で見ると周りのパネルよりも暗く見えたのでもう一度シャインレッドを吹き赤でコートして明るさを調整しました。
こうしてみると実に雰囲気の良いボディですね。