Sydney Yajima


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TPPを急ぐ理由

2016-11-06 16:53:15 | 政治
あまりにも、的外れな評論家が多く、政治家は何も知らないか、知っていても、本当のことを言おうとはしない。
訳も分からず、日本はTPPに加盟し、そして国民は、唖然とする。

TPPを急いでいる人は、安倍政権でもなく、自民党でもない。
財務官僚たちだ。

貿易だとか、安全保障が要の議論だなどと、思ってはいけない。
そういう側面はあることは否定しようもないが、それだけはない。

なぜ、財務官僚たちがTPP加盟をいそぐのか?
それは、TPPに加盟すると、ガイアツ(外圧)という力を使って、大きな歳出削減ができるからだ。
それは、なにか?

ハッキリ書こう。

それは、医療費だ。

日本人は世界でも最高の医療をほとんど、タダで受けている。
歯科医にかかる費用だって、日本ほど最高技量の医師によってほとんど無料で受けられる国はほかにはない。

すくなくとも、

プライベート医療保険に入っていなければならず、その費用は年間、5000ドル以上はする。
貧乏人は病気になっても医者にかかれないので、苦しみのたうち回りながら死ぬか、病気にならないようにするか、しかない。

とくに高齢者が増える日本においての医療費の増額は、追いつけない。
消費税を少々上げても間に合わない。

米国の医療保険会社は、日本にTPPによって、保険事業に参入しやすくなる。
米国の保険は、例えば、こうである。

あなたは、ある日、体の調子が悪くなった。
でもあなたは、医療保険に入っているので、安心だ。と思っている。
安心して、医師に診断を受けると、癌だと宣告される。
手術しなければ、ならない。
と言われる。
そこで、普通なら、あなたは、医師の診断に間違いなさそうだと思えば、署名をして、手術を受けるだろう。
しかし ここからが違う。
医師は、まず、あなたの保険会社のメンバーシップナンバーを聞く。
そして、医師は「この患者を手術したいのですが、ちゃんと費用は払ってもらえますか?」と保険会社に問い合わせる。
保険会社は、問い合わせに対して、自分たちの判断で、YES・NOを決める。
時には、他の医師の見積もりもあなたに要求するかもしれない。
ちょうど、車の事故のように。
そして、手術方式によって、価格に差額が出る場合、保険会社は安い方法を選ぶことだろう。
安い方法は、助かる確率が低いかもしれないにもかかわらず。だ。

そういうあなたは、まだ マシなほうだ。

問題は、保険に加入できなかった人たちだ。
彼らは、じっと死を待つしかないのである。
もし、保険なしに、自腹で手術を受けようとすれば、何百万円もの請求に応えなければならないからだ。

伏線はある。
今でも、がん保険というCMが随分流れているだろう。
加入している人も多いはずだ。
だが、日本の医療保険システムは、もともと、とても良いものなのだ。
多少の自己負担金は、あるにせよ、だ。

コメ農家がTPP問題の中心で、自分たちは関係ないと思っている国民たちは、実に、哀れである。
なぜなら、彼らはもうすぐ 年を取って、金を稼げなくなったころに、新しい保険システムが、ガイアツによって導入されることをしらないで、のほほんと生きている幸せな人たちだからである。

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