Sydney Yajima


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正しい選択

2012-05-23 19:18:46 | 経済
ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性が、噂だけではなく、現実味を帯びてきている。
こんな中、スペインの住宅価格は4年連続で下落を続けている。

ギリシャがユーロ圏を離脱したら、どうなるのだろうか?
様々なシナリオが考えられる。
しかし、実際には、起こってみなければわからない。ただ、ギリシャ自身にとっては、もっとも愚かな選択であることは、間違いない。借金の踏み倒しを脅しに、ユーロを人質にとっているギリシャという国を、勤勉なドイツ国民が、怒りに包まれながらも、支え続けているのである。

ギリシャ問題で、アメリカ、日経、などなど軒並み、世界経済は冷水をかけられたように下げた。
すでに2008年以降、下がり続けているマーケットが、ここからリセッションに入ろうとしているということは、普通の経済を勉強してきた人の感覚からは、足元の震えを抑えられないほどの恐怖なのである。

パニックになることはないけれど、楽観視もできない。

宙ぶらりんのなかで、どうやって、活路を見出すか?

中国の経済が、落ち始めている。すでに、メッキが剥がれた中国の実態。この国は、1990年代からずっと世界に、安い労働力のみを売りにしてきたが、インフレによって、安い労働力の供給ができなくなり、さらに、今まで散々世界に輸出してきた製品=デフレ製品 が、今度は、インフレ製品となって世界に輸出する段階になってきている。俄然 日本の製造業は、品質の高さで、勝負できる可能性が出てくるわけだ。
今 米ドルもユーロもまた、ユーロに絡んでいるポンドも信用不安を抱えている中、日本円だけが単独で強くなっていく流れは、大きな不安材料なのだ。
日本政府のするべき対応は、消費増税というものだが、これも、一か八かのタイミングである。
今本当にしなければならない対応とは、円のマネーサプライを増やすことだけしか、なさそうなのだ。

オーストラリアドルが下がり続けている。
この流れは、ユーロからの資金調達がむつかしくなってきていることだと一般には言われているが、中国への輸出が下がりつつあることとも無縁ではない。

今の段階で、正しい選択とはなにか?
という質問ほど、答えに窮するものはない。
すべてが、叩き売りの対象であり、すべてが、利益の対象でもあるのだ。


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