Sydney Yajima


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米国の大統領選挙について

2016-03-16 21:23:59 | 政治
二人の候補者、
共和党のドナルド トランプ氏
民主党のヒラリークリントン氏

この二人の一騎打ちになるとの下馬評を信じて、話を続ける。

二人の共通の部分は何か?
共通していない部分は何か?

という点だ。

二人とも、TPPには、反対している。
もちろん、政府の推進してきたことだから、大統領が何かを言ったところで、変化はない。
これは、もう決まってしまったことなのだから、引き戻せない。
引き戻せないことを、分かったうえで反対し、自分たちは反対したのだということを訴えているに過ぎない。
したがって、ここの主張については、無視してもいい。

移民政策については、多少違う。
違うが、ヒラリーは、移民について、やや寛容だ。

寛容ながら、しかし、貧困のスパニッシュを入れたいとか、イスラム教徒を増やしたいとは、言わない。
ただ、金のある、技能のある移民をさらに増やしたいと考えているのは米国の伝統であり、かつてもそうであったように、これからも発展を外の力=移民によってh、発展していこうとしている。
だが、ドナルドは違う。
彼は、移民・・・有色人種に対して、徹底的に毛嫌いしている節がある。
この点、アメリカは、アメリカではなくなってしまうのではないか?と危惧されるのだろう。
多くの論調においても、彼の人種差別について取り上げられている。

もっとも、日本にとって問題になりそうなことは、しかし、これらの点ではない。
アメリカの対中国政策についてだ。

共和党であろうと、民主党であろうと、対中国の手綱が緩まることは ない。
中国は、拡張政策を続けている。
言葉ではそうではない。と言っても、昨日もインドのカシミア地方に侵入した中国軍の事象があったところだ。
中国には、味方が少ない。
数少ない中国の味方は、北朝鮮であったり、アフガニスタンの一部やパキスタンなどである。

一旦弱みを見せると、世界中がハイエナのように、引きちぎり、食い散らかすであろう。

一説によると2017年に、共産党が崩壊するとささやかれている。
本当にそうなるかどうかは、分からないし、軽々しく信じてはいけない。
だが、少なくとも、外貨準備高が減ってきており、また、借金が膨らみ続けているのは事実で、もし、元の価値が暴落すると、それらの、返済は一気に滞るというシナリオだけは、確かである。
その時期が2017年だと言うのだ。

大統領選挙は、そこを見越しているという面を、よく見つめておく必要があるだろう。

しかし、単純に、トランプ氏になったから、とか ヒラリー女史になったら、と言って大騒ぎすることではない。
また、大統領選挙で見えなくなってしまう「本当の政局の変化」もあるだろう。