Sydney Yajima


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ゴールドの投資について

2016-03-10 01:59:24 | 経済
ゴールドを持つことで、安心を得ることができる。
そう考えている人は多い。

その考え方には、一定の理解ができる。

ゴールドは、洋の東西を問わず、いつの時代であっても 黄金に輝き続け、不変の価値を持ち、錆びることなく、重宝され続けてきた。
本当の富とは、ゴールドを保有することだ。
そう豪語している、ユダヤ人を私は知っている。
彼は、ドルを信じない。
もちろん、土地に対しても価値をさほど認めない。
常に、ゴールドを金庫に眠らせている。
そう、眠らせているのである。

もちろん、ユダヤ人の歴史の中で、ゴールドは多くの危機を救った。
殺されそうな場面で、「金だぞ」の一言で、何度も命を救ってくれたのも、ゴールドだ。

今、ゴールドの位置はどこにあるのだろうか?

1974年以来のチャンスだと言う人もいる。

ゴールドはインフレのときにこそ、真価を持つ。
当時の世界はインフレの真っただ中だった。
インフレが進むと、ゴールドの相対価値は上がるからだ。

だが、今の世界はどうだろうか?中国発のデフレが世界を覆っている。
少なくとも、日本はマイナス利率をさえ導入し、いずれ、スイスを超えて世界でもっとも低い利率を更新するに違いない。
それも、これも、デフレへの対抗策だ。

こういう時に、ゴールドが上昇するだろうか?

私は、そうは、思わない。


少なくとも持ち続けることにおいて、多くのリスクがある。
オポチュニティー コスト と言う奴だ。

もちろん、私は間違っているかもしれない。
だが、そう思ってはいないあなただって、正しいとは限らない。