Sydney Yajima


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中国と台湾

2015-11-07 21:07:32 | 地震予知 24時間
70年ぶりの握手だったのである。

なんといっても、70年間 台湾と中国は対立し続けてきたのだ。

経済のために、手を握ったとしても、あまりにも違いすぎる価値観は共有できるのだろうか?

まして、中国共産党は、台湾を自分たちの一部だと言い、台湾の自立を認めていないのだ。

台湾の国民にとっては、到底受けれられないことだろう。
また、香港の現在の状況を見ても 今後台湾がどうなっていくのかが、おおよその想定がつく。

少なくとも、国民たちは嫌っている。

この嫌っている理由は、例えば、理論的に説明できるタイプのものではないかもしれない。
言い換えれば、より生理的に、嫌っていると言い換えてもいい。



中国と台湾

2015-11-07 20:41:24 | 世界情勢
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が シンガポールで 出会った。
なぜ、唐突に?
と言う人は台湾の事情を知らない人だろう。

馬総統は中国国民党を母体として総統に上り詰めた男だ。
国民党は、中国との融和政策を進めているのだが、来年は大きく敗退するであろうことは、明らかだ。
そこで最後に、なんとか滑り込みセーフを狙って 中国との融和関係を構築させようとしているのである。

対する民進党は、去年の選挙以降 勢いづいている。
そもそも、馬総統の不人気が、原因なのだ・・・

その馬総統が中国の習と会った。
そして、「ひとつの中国」を確認しあった。

南シナ海での緊張を目の前にして、習国家主席にとっては、涙が出るほど うれしかったに違いない。
だが、日本にとっては、台湾の民意こそが、私たち自由陣営についてくれることだけを願うのみである。

言っておくが、馬総統は、馬鹿ではない。
彼は、中国と言う大国をにらみながら、彼の視点から台湾のために選択を行ったのである。
彼は アメリカのハーバード出身なのだ。
だから、米国のことは知り尽くしているといっていい。
その馬総統が、習国家主席と出会った。

このことは、とても重要なことなのだ。
日本にとっても米国にとっても近隣諸国の未来にとっても。