Sydney Yajima


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オイル価格の下落

2015-01-13 20:18:34 | 経済
地球上には、あまり、神様が慎重に選ばなかったとしか 思えない地域がある。
それが、オイルが出てくる地域であり、そこは常に紛争が絶えない。
オイルが出るから紛争になるのか、それとも、紛争の土地にたまたま オイルが出るのかの議論は まず置いておく。

オイル価格が45ドルを切るのが現実味を帯びてきた。
バレルあたり45ドルを切る頃、アメリカのシェール革命は、終わりを告げなければならなくなってしまう。
採算が合わないからだ。
もしOPECが、アメリカのシェールオイルを意識して、オイルの供給量を減らさないのであるとすれば、オイル価格はさらに下がるしかない。
もし、再びオイル価格を上げてしまっては、元も子もなくなるからだ。
だが、そういう意図ではなく、ただ、オイルの供給を続けるのであれば・・・ISISが濡れ手で粟のように盗んだオイルを、安値で売り続ける限り・・・
今後のオイル価格は、やはり上がる要素がなくなる。

ただひとつ可能性が無くもない。
それは、中東の大戦争だ。
このことを、後押しするには、今回のフランスのテロ事件は、絶好の世論操作ができることとなった。
被害者は一般市民であり、また、加害者は、極端な思想を持ったイスラム教徒だったことで、世界中が、イスラム教徒を憎しみはじめた。

イスラム教徒のほとんどは、このような極端な人々ではなく、平和を好む人たちであるにせよ、しかし、このような極端なテロ実行犯が、同じイスラム教徒からのみ、何度も輩出されていることに対して、なんらかの責任をとらなければならない。
と、ルーパッド マードックが言っている。
つまり、全てのメディアは、今後、この路線で話を進めるということであろうし、それは、人種差別へとつながるであろうことは、予想を超えてはるかに現実味を持って、日々の生活のなかに、広がることであろう。

結論、ISISへの攻撃が正当化される。
そのとき、フランスをはじめヨーロッパは、真っ先に攻撃を仕掛けるであろうし、イスラエルもアメリカも、当然この祭りに参加することであろう。
当然 オーストラリアもカナダも行く。
さて・・・
日本はどうなるだろうか?

私は、自衛隊が、中東に武器を持って、行く可能性は、あると思っている。
それは、後方支援にとどまるのか、さらに積極的に作戦にかかわるのかは、わからない。
だが、十分に、日本の海軍が中東へ行く可能性は、あると考えている。


いくつかの指標がある。
それは去年のアメリカの大統領の中間選挙が終わった時点で、共和党が躍進し、オバマ大統領が死に体におちいった可能性があるということだ。
次に、失業率が高かった米国の数字が改善され、インフレを伴うインタレストレートの引き上げを、決定はしていないが、十分に可能性を含んだ話が出始めているということ。
さらには、オイル価格が、このまま下がると、ブッシュ共和党が、ややともすると、戦争を仕掛けたがり、オイル価格の上昇をもくろむ可能性があるということ。
ロシアのプーチンも、オイル価格の上昇を歓迎するはずなので、もしISISへの攻撃が始まろうとした場合でも、あえて 反対はしないであろうこと。
さらには、現在、原油の貯蔵もほぼ 満タンになっており、今後、ますます オイル需要が減ることは、予想に難くないこと。
そして、中国の経済が、かなり悪いことは、もはや隠せない事実なので、今後、中国が国内問題で、荒れるため、(ジニ係数を持ち出すまでも無く)海外への介入をする余裕が共産党には、無くなる可能性が高いことと、また、中国製の武器を売ることのできる、ビジネスチャンスと捉える可能性もあり、かえって、戦争を歓迎する可能性さえあるということだ。

つまり、2015年
私たちの地球の土は、さらに血を求めて喉を乾かしているのかもしれない。

博打に勝つためには・・・

2015-01-13 17:17:50 | 政治
朴 韓国大統領が、北朝鮮との統一は、博打に大勝するということだ。
と、談話を出して 約一年経とうとしている。

ここで、北朝鮮と韓国が、統一するということは、どういうことなのか?
を考えてみてほしい。

たとえば、2月に統一します。
と宣言したとする。
すると、金王朝の北朝鮮と、朴大統領率いる民主韓国は、どのような政治モデルを選択するのか?
ということが、当然、最初の疑問になる。
金書記長が全ての力を握り、韓国は、米軍基地をかかえたまま、その下に入るということは、まず、考えられない。
逆に、金書記長が、朴大統領の下で膝を折り曲げる姿も、想像できない。
つまり、どんな種類の博打を打つと、大勝できるのか?
まず博打のゲームのルールさえ整っていないのである。

日本における影響は、どうか?
もし、統一を果たした南北朝鮮は、日本に対して、新たな戦後賠償を求めてくるに違いない。
そして、その金を、南北の統一費用に充てようとするかもしれない。
あるいは、アジア信用銀行のようなものを作り、多くの国々に出資を呼びかける可能性だってある。
中国とも地続きになるので、新幹線を走らせるようになるだろうし、調子に乗って日本まで海底トンネルを掘ると言い出すかもしれない。

しかし、最初のゲームのルール作りさえままならぬ状況では、日本への影響の心配など、するだけの価値はないのかもしれない。
だが、しかし、疑問が残る。

なぜ?
こんなわかりきったことを、馬鹿でもないであろう朴大統領が、言い始めたのだろうか?
という疑問だ。

ある朝 思いついて、「そうだ、京都に行こう」というノリで、言い始めたわけでもないだろう。

つまり、なんらかの統一への勝算があってのことに違いない。
だが、どんな勝算があるのだろうか?

統一には、北朝鮮が、崩壊し、クーデターが起こり、そこに、韓国軍がなだれ込んで統一を果たすという方法しか、考えられない。
だが、北朝鮮が崩壊しそうな話は、噂の域を出ず。まだまだ金王朝は安泰なのだ。
しかも、最近はピョンアンも景気が良くなってきているとさえ聞く。

もちろん、農村部には今でも飢えた人々がたくさんいるが、それは北朝鮮に限ったことではない。
かく言う、韓国にも、老人が売春をして糊口をしのいでいるという実態なのだ。

つまり、統一などという絵空事は、少なくともここ数年には起こりえないのだ。

ただし、
南北戦争がない状態が続いた場合は、である。