デフォルト回避

いずれにせよ、デフォルト回避ができたのはおめでたい話。
問題が先送りされただけで、同じ危機がまた来年早々にやってくるわけだが、オバマ大統領も「そうならないように願う」としか言えない。
彼が悪いようにマスコミは書くけれど、そもそも、悪いのは、歴代のツケを後回しにしてきた結果だったのだ。

アメリカの損失は今回の騒ぎで、２３ビリオンダラー。
これがどのくらいの金額なのかは、受けてによって大きく感じる人いるかもしれないが、私は大したことはないと思っている。
金額の損失よりも、本当の意味での損失は米ドルというブランド力が、少なからず傷ついたということのほうが、実は大きい。
ブランドの価値は、なかなか、金額にあらわせない。
だが、それはそこに、「ある」という存在価値なのだ。

プラダ　ルイヴィトン、あるいは、シャネルやバーバリーにしても、バッグ、靴、服など、それぞれのブランド力が金額に直接跳ね返る。

このことは、よく考えてみる意味があるかもしれない。