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『マグナム・コンタクトシート』 写真展

2012-04-18 | photo
ロバート・キャパらが創設し、歴史的な報道写真を
数多く生んできた写真家集団マグナム・フォト。

1947年の創設で今年は65周年だそうで、それを
記念して、彼らの貴重なコンタクト・シートが
青幻舎から今年2月発売。508頁の大著。15,000円。

その内、68人の写真やコンタクトシートを展示する
企画展が銀座のリコーギャラリーで開催中。
4/29まで。無料。



コンタクトシートは別名ベタ焼き。ベタ焼きは
状態を指し、コンタクト・シートは写真家が
向き合う動作を示す。

撮った写真がどう現像されたのか、そして
どの写真を選び出すのか・・肉筆の色鉛筆が
生々しいし、コンタクトシートをたどると
写真家の撮影風景が透けてみえる。

マグナム創設期には、まだコンタクトシートは
切り刻んで、使うトコロだけを保存していたり
していたそうだ。それが次第にすべて保管する
様に変わっていったそうだ。



写真家はあまりコンタクトシートを新聞、雑誌の
編集者やギャラリスト、キュレイターには見せない。
「他人の目に触れて欲しくない秘密の領域」
(飯沢耕太郎さん)だからだ。

じっくり創造の現場に向き合うには、とっておきの
企画展。現物は2点しかないのは残念だけど、無料
だから贅沢は言えないね。


現物はこの2点。「ヌバ族」ジョージ・ロジャー、
「ジェームス・ディーン」デニス・ストック ほんと生々しい


写真は朝日新聞のこのサイトから。

NYでも同様の展示会が開催されてるみたいやね。
International Center of Photographyで、5/7まで。
こちらはNY市の助成を受けている、流石。

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