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タイタニック号のボイラーマン

2012-04-23 | 歴史
NHKBS歴史館『タイタニック 100年目の真実』で、
沈没まで電力供給に命をかけたボイラーマン達の
ことを知る。

タイタニックの動力や電気はボイラーマン達が
石炭によってボイラーを沸かしてタービンを回す
ことによって得られる、つまり石炭発電を船内で
行っていたわけだ。

そのボイラーマンはなんと300人いたそうだ。
乗組員が880人の3分の一だったんやね。
ちなみに船客は1327人。


一番底はすべてボイラー室


タイタニックの大きなボイラー群

氷河との追突事故が船の沈没につながる可能性の
高さを悟った船長はボイラーマン達に伝えたそうだ。

「船外に避難しても構わない。もしくはボイラーの維持
にたずさわってくれないか。これはこれは命令ではない。
ボイラーが止まったら電気が失われて船内は暗闇になり、
避難は困難になる。」

この言葉に持ち場を離れるボイラーマンはいなかったそうだ。
そして沈没2分前まで電気がついていたそうだが、ボイラーマンの
多くは命をおとす。その数216人。その勇気ある行動を家族や
仲間は誇りに思っただろう。

番組ではフクシマ原発事故への言及はなかったが、きっと
多くの人が原発の平時も事故時も支えている現場の人達と
重ね合わせたことは想像に難くない。



今年は沈没して100年目だそうで、番組やイベントが世界で
行われている。

米国のミズーリ州のブロンソンにタイタニック号の
一部レプリカなどをもちいたテーマパークが2006年に
できたらしい。

アイルランドのベルファストにもこの4月に
ミュージアムができたばかりだ。


これを見にアイルランドに行きたいとは思わないけど、
ボイラーマンの扱いがどうなのか気になった。


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