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ドラマ登場「天才落語家・立川談志」

2013-08-22 | エンタメ
NHKBSで立川談志の生涯を、ドラマ、収録映像、弟子達へ
のインタビューで追っかける2週にわたる番組を録画で見る。
その中心はドラマ。

脚本は木皿泉さんで、生涯をまとめる力作。家元の若き日を
演じるのは小出恵介さん。映画『ボクたちの交換日記』で芸
人を演じたし、若い頃だから、ある意味、安心して見れた。



後編は落語協会を脱退してからで、中山秀征さん。13年ぶり
の役者だったし、よく主役を受けたなと心配していたら、こ
れが好演、熱演。いっぱい笑わされる。科白や仕草にね。



長女松岡弓子さんよると「本物よりも本物らしかった。家族で
も『本当に似てるよね』と言ってます」とのことで、秀征さ
んはまた一段と芸風を広げるのでは。



弓子さんが談志さんの闘病生活をつづった著書『ザッツ・ア・
プレンディー』が下敷きとなったのが談志・最後の8ヶ月の病
床での闘病シーン。

前後編を通じての縦軸。声を失った談志を演じるのは舞踏家の
田中泯。科白なし、文句なし。



松岡弓子さん達、遺族がかなり協力したことは談志が暮らした
練馬の一軒家でロケが行われたことからもわかる。生前のまま
にしてあることが伝わってて来てジンとくる。

立川談志という「名跡」そのものが談志本人に語り掛ける演出
なんだけど、「名跡」役のナレーションは、弟子の立川談春。
談志本人の役はできませんよ、と最初断ったり、弟子達に相談
したのではと想像するw

談志回想インタビューでは談春はじめ、志の輔、志らくなどが
登場。立川キウイや最後の弟子であった立川談吉なども、落語
家の役で多数登場。

よくできてて楽しめた。談志が亡くなって1年半が過ぎる。彼の
天才ぶり、ムチャブリ、そして落語への情熱を思い出す。ちょい
とまた落語マイブームが起こりそう。

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