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ねがうこと、ゆだねること

横山秀夫原作・NHKドラマ「64」

2015-05-16 | エンタメ
5回シリーズのNHKドラマ「64」が終わる。緊張感
高く、とても面白かった。

演出は井上剛 さん。『クライマーズ・ハイ』(同じ
横山秀夫作品)や『ハゲタカ』、そして『あまちゃ
ん』などを手がけてきた方。

主役のピエール瀧さん演じる、県警の広報官三上義
信の視線で20年前(昭和おわりの64年)と「今」に
起こった2つの誘拐事件のつながり解決へ息もつく
間がない、とはこのこと。



原作を読んでないけど、登場人物150名を超える大
作だそうで、よくぞ5回シリーズにまとめたと思う。
最終回だけでも3回分くらいにすることは容易かも。

そうでないから、ボクの方で想像する部分がふくら
んだ。たとえば、誘拐された少女の父親演じる段田
安則さんの視点で再構築すると、まったく別の物語
が現れたり。



『クライマーズ・ハイ』で日航機墜落に対するマス
コミの内部を描ききり、『半落ち』では警察内部を
書いた横山秀夫さんにとって、本作は集大成。

警察(刑事、広報、トップ)、マスコミ(ローカル、
東京)、家族、被害者、犯人と幾本にも折り重なる
糸をぎゅっと撚りながら、一本にまとめあげている。
近々読んでみようと思う。



来年には東宝で2部作による映画化も決まってるそう
だ。2部化ならドラマと時間も似てくるだろうから、
どういう作品になるのか。NHKが映画化するなら見
に行かなかったと思うけどw

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