11月末にお会いした玄さんのドラマを見る。
渡辺謙さんが玄さんの生き様に惚れ込んだそうで
1年がかりで企画し主役を演じる。
二人の共通点は白血病にかかって困難に遭遇したこと。
謙さんは1989年に急性骨髄性白血病を発症し、克服する。
玄さんは2000年に白血病のHTLV-1感染がわかり
発病したら死ぬ運命。それまでカネにまみれた人生を
180度転換させてNPOで人助けという道を歩み始める。
辛い過去と向き合う難しさも実感しているが「いま、
当時のすべての経験が生かされている」と二人は語る。
彼をドラマ化するならば、過去の経験そしてその転換に
焦点をあてたくなるが、本ドラマはNPOを始めたばかりの
玄さんで2002年頃の設定だ。
彼の紹介役として架空の女性である、玄さんを取材する
ジャーナリスト永作博美さんの視点で、物語は進行。
これは脚本家には書きやすい設定。映像ジャーナリストの
考え方はわかっているだろう。
紹介役として玄さんと一緒にボランティア活動をしている
人だとドラマ性が低くなる。
「あなたのCMを作るのではない、私はあなたの敵。撮りたい
時に撮る」といいところも嫌なところも撮っていく。
おたがい命をかけてやってる者同士のぶつかりあい。
そういう姿勢で取材を続ける彼女との間に信頼以上のものが
生まれる。
「命より大切なものはないよ、命を大切にせなあかん」と
何度か玄さんこと謙さんは言う。
「今年は被災地だけでなく、日本が堪え忍んでいる年。
心の中はぐらぐらしてるのに、それをこらえている。
代わりにこのドラマで、僕たちが叫びたいと思います」
その叫びを聞いてすかっとはならない。でも叫んだほうが
きっといいんだろうなと思った。無理なら歌った方が。
☆
番組の最後には現在の玄さんの活動が紹介された。
日本財団の支援もうけて日本各地に駈け込み寺を
作りたいという話も。うまく支援がひろがり、
相談者の養成が進むとええね。
2006年6月にはフジテレビで高橋克実主役で
「こちら新宿駆けこみ寺~泣き笑い玄さん奮闘記~」
で一回ドラマ化されているので、こっちも見てみたい。
渡辺謙さんが玄さんの生き様に惚れ込んだそうで
1年がかりで企画し主役を演じる。
二人の共通点は白血病にかかって困難に遭遇したこと。
謙さんは1989年に急性骨髄性白血病を発症し、克服する。
玄さんは2000年に白血病のHTLV-1感染がわかり
発病したら死ぬ運命。それまでカネにまみれた人生を
180度転換させてNPOで人助けという道を歩み始める。
辛い過去と向き合う難しさも実感しているが「いま、
当時のすべての経験が生かされている」と二人は語る。
彼をドラマ化するならば、過去の経験そしてその転換に
焦点をあてたくなるが、本ドラマはNPOを始めたばかりの
玄さんで2002年頃の設定だ。
彼の紹介役として架空の女性である、玄さんを取材する
ジャーナリスト永作博美さんの視点で、物語は進行。
これは脚本家には書きやすい設定。映像ジャーナリストの
考え方はわかっているだろう。
紹介役として玄さんと一緒にボランティア活動をしている
人だとドラマ性が低くなる。
「あなたのCMを作るのではない、私はあなたの敵。撮りたい
時に撮る」といいところも嫌なところも撮っていく。
おたがい命をかけてやってる者同士のぶつかりあい。
そういう姿勢で取材を続ける彼女との間に信頼以上のものが
生まれる。
「命より大切なものはないよ、命を大切にせなあかん」と
何度か玄さんこと謙さんは言う。
「今年は被災地だけでなく、日本が堪え忍んでいる年。
心の中はぐらぐらしてるのに、それをこらえている。
代わりにこのドラマで、僕たちが叫びたいと思います」
その叫びを聞いてすかっとはならない。でも叫んだほうが
きっといいんだろうなと思った。無理なら歌った方が。
☆
番組の最後には現在の玄さんの活動が紹介された。
日本財団の支援もうけて日本各地に駈け込み寺を
作りたいという話も。うまく支援がひろがり、
相談者の養成が進むとええね。
2006年6月にはフジテレビで高橋克実主役で
「こちら新宿駆けこみ寺~泣き笑い玄さん奮闘記~」
で一回ドラマ化されているので、こっちも見てみたい。