やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

ai wei wei展

2009-08-20 | art
森美術館で開催中のアイ・ウェイウェイ展
(7/25~11/8)を見に行くが、淡泊で
すけすけ感があって、これで終わり?という印象。

壁に書かれた哲学的なメッセージには
刺激を受けたものもあるが、もともと
紙媒体で十分なのではないか?
日英2カ国語の表記で、中国語がないのなら。

北京オリンピックスタジアム(通称「鳥の巣」)の
設計にかかわって国際的に評価が高まったとの
紹介をするのならば、開会閉会式のプロデューサー
映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)への批判や
オリンピック全体への批判が見あたらないのは
方手落ちではないだろうか。
(会場のどこかに潜ませてあったのだろうか?)

それらをひっくるめてのアーティストの
生き様がアート活動ではないのだろうか?



森美術館力の低下という杞憂で
なければいいけど。昨今の森ビルを
とりまく環境が影響しているのだろうか?

今春のインド現代美術展には力は入っていたが、
27組のアーティストの選定がインドアートを代表して
ないんじゃいかという批判も強かった。

森ビルの森美術館への支援はずば抜けたものだ。
(ホントはアメリカと提携したかったけど)

現館長の南條さんは尊敬するキュレイターだし、
2006年の就任後注目していて、
2007年ル・コルビュジエ展
2008年アネット・メサジェ展
は記憶に深く残る。