やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

草抜きとままごと

2009-08-16 | 農・生物
農業手伝いは草刈り。
トマト畝に伸びてきた草、草、草を
鎌を使って抜いていく。

久しぶりに太陽が照って夏らしい。
農作物にはいいけど草抜きには
ちょっとつらい。



おまけに今日はお孫さん(3歳くらいの
女の子なんだけど)がぼくの隣に来て
ままごとをしたがる。

最初は作業を進めながら
適当に相づちを打つので済んでいた。

「おにぎりを作りましょう」
と言って、土を団子状に丸めて
おにぎりを手渡してくれる。

彼女の夢を壊してはいけないと思って、
むしゃむしゃと食べるふりをして
「とってもおいしいねぇ」
と言うと、とっても嬉しそうだったので
ほっとした。

だけど、手のひらに残っている
おにぎりはどうしたらいいんだろう・・
少しも減ってるわけでもないし・・
という心配は彼女の助け(?)で
すぐ解消する。

自分用にも作ったおにぎりを
食べるふりをした後、
「土の上におきましょうね」
と言って、そっと畝の上に置いたからだ。

それでいいんだとちょっとほっとする。
ぼくも畝の上におむすびを置いて難を逃れた。



彼女はままごとに飽きるってことが
微塵もないように、次から次へと
おむすび、猫ふりかけおむすび、
白米おむすび、玄米おむすびを
振る舞ってくれた。

そして休むことなくスイーツに移り、
お団子、飴、アイスクリームを
作ってくれ、そのうち僕にもつくってとせがむ。
「おにいちゃんも、作ってくださいな」

40歳以上離れたおじさんなんだけど、
ままごとの役割がおにいちゃんなのか、
ほんとにおにいちゃんに思えてるのか、
よくわからないけど、悪い気がするわけがない。

草を刈る手を休めて、お団子やら
おむすびやらを作って一緒に食べることに。



農家の方が「おじさんの邪魔したら
仕事がはかどらないですよ」と助け船を
出してくれても馬耳東風。

草を抜いたり、土を丸めたり
汗だらだらの農作業となった。