DE Monte Taylor

　元プロボウルSのO.J Atogweと契約したと言う噂が出ましたが、正式な契約には至っていないようです。怪我が多いイメージが有るのですが、欠場したのは2009、11年の2度だけで他4シーズンは全試合出ています。去年は腿、つま先、膝の怪我で13試合出場に留まっています。
　正式に契約したらまた書きます。



　SEAをカットされたルーキーFAのMonte Taylorと契約しました。Cincinnati大出身です。

　高校時代は陸上選手として100メートル走や幅跳びなどの選手でした。短大で2年過ごして2010年にCincinnati大に転入、2年間バックアップDEとしてプレイしています。

3年生　11試合出場　7タックル　1サック
4年生　13試合出場　17タックル　4サック

　スカウティングコンバインには招待されず、プロデイでは40ヤード4.85、ショートシャトル4.76、スリーコーン7.23、垂直跳び33インチ、幅跳び10フィート2インチを記録しています。
　身長6-4　265ポンド

　元陸上選手の割に各種記録はいまいちです、体重を大幅に増やしているでしょうから仕方が無いのかもしれません。
　DEも余っている状態ですし、素材として面白いと判断したのでしょう。PSに残れるかどうか程度の選手だと思います。

ルーキーの契約

　ルーキーとの契約もいつの間にか終わっています。

　労使交渉の結果、ドラフトされた選手は一律4年契約、1巡指名に関しては5年にしても良い。と言う事になっています。
　ルーキーミニマムは1年目が0.39ミリオン、その後0.48ミリオン、0.57ミリオン、0.66ミリオンとなっています。

　3巡指名にNick Foles以下はルーキーミニマムx4年のベースサラリーにサインボーナスが付く形の契約でFolesは0.53ミリオンのサインボーナス、4巡指名のBrandon Boykinは0.41ミリオン、7巡のBryce Brownに至っては0.06ミリオンのサインボーナスしか貰っていません。（去年6巡指名でスターターを勝ち取ったJason Kelceもサインボーナスは0.1ミリオンだけです）

　2巡指名のMychal Kendricksはベースが0.39、0.57、0.77、0.96ミリオンの4年契約に1.66ミリオンのサインボーナスが付いています。

　1巡指名のFletcher Coxはベースが0.39、0.83、1.29、1.76ミリオンの4年契約に5.8ミリオンのサインボーナスとなっています。5年目の契約がオプションで付いている可能性が有ります。

　1巡12位指名で4年10ミリオン、この程度ならば育成期間我慢して使えるかな、と思えます。ルーキーの契約を抑えるのは悪くないと思いますし、ルーキーがキャップを圧迫するのが異常だったという事なのでしょう。

ミニキャンプ終了

　ミニキャンプが終わり、7月22日からのトレーニングキャンプまで一旦解散しました。

　Andy Reidは怪我人が出なかった事、トレーニングキャンプに向けて各自が準備出来ている事を理由にチームが良い状態であると言っています。
　3巡指名のNick Folesは良くも悪くもルーキーらしいキャンプを過ごしているようです。まだ実線投入には早いけれど、着実に成長をしている。とReidは3番手から育成していくいつもの育て方をするようです。
　4巡指名のBrandon BoykinはJoselio HansonとのニッケルCB争いを演じています。素晴らしいフットワークで即戦力の声も出ています。が、Hansonからポジションを奪う所までは行っていないと見られています。
　
　去年腕の怪我でIR入りしたAntonio Dixonは去年の公称306ポンドから落としてパスラッシュ強化を狙っているようです。ランパス兼用の若手なのですけれど、システムに合わせると軽量化する事になります。ランディフェンス大丈夫ですかねえ。
　Brandon Grahamも20ポンド程度落としたようです。250ポンド前後でスピードアップが復活に繋がると考えているようです。膝への負担と言う意味でもこの減量は良い方向だと思います。
　Jaiquawn Jarrettは良くないみたいです。SSのスターターを狙うよりもカットの危険の方が大きいと言うレポートがあります。2巡指名で層の薄いポジションなのでカットは無いでしょうけれど、ベテランの補強が無いのはJarrettを信頼したと思っていただけに残念です。

LB Ryan Rau

　LB　Ryan Rau　Portland State

　2008年に入学、1年目から試合に出て、2年生からスターターになります。

1年生　10試合出場　22タックル
2年生　11試合出場　72タックル　4サック
3年生　11試合出場　83タックル　3サック
4年生　11試合出場　89タックル　3サック

　スカウティングコンバインには呼ばれず、プロデイでは40ヤード4.65、ショートシャトル4.35、スリーコーン6.91、垂直跳び36インチ、幅跳び10フィート3インチ、ベンチプレス28回を記録しています。
　身長6-0 1/2　230ポンド

　3番手のMLBをGregg Lloydを争う形の加入です。現状LBは溢れている状況なので、ここで加入させるという事は余程良かったのか、単なる練習用なのか。どちらにしてもロスターに残るのは相当難しいでしょう。

DT/DE Frank Trotter

　ミニキャンプにトライアウトで数人呼んでいたのですが、噂されたPではなくDLとLBでルーキーを2人加えています。

　DT/DE　Frank Trotter　Memphsis

　2008年入学、1年目から試合に出て2年生の途中からスターターに定着しています。3年生と4年生の2回C-USAのファーストチームに選ばれています。

1年生　13試合出場　18タックル
2年生　12試合出場　36タックル
3年生　12試合出場　80タックル
4年生　12試合出場　81タックル　5サック

　スカウティングコンバインには呼ばれず、プロデイでは40ヤード4.87、ショートシャトル4.51、垂直跳び32インチ、幅跳び9フィート1インチ、ベンチプレス25回を記録しています。
　身長6-1 1/2　269ポンド　腕の長さ33インチ

　MemphisのDLはドラフト時のデータで全員DT/DE扱いなので3-4と4-3を混合して使うチームなのでしょう。今回の入団でも地元誌がDT扱いとDE扱いで割れてます。
　DEだとランストップ、DTならパスラッシュ型となるサイズなのですけれど。実際は出足の良さとか腕の使い方とか、下半身の強さなどの方が重要ですしどういう使い方をするのかは分かりません。
　ドラフト後にJACのルーキーFAとして契約後カットされています。