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Folesが今年から2番手に成れば問題解決

2012-06-25 08:22:00 | イーグルス
 書く事無い時はポジション分析をする、キャンプまで書く事無いしそろそろ始めますかね。

QB ロスター枠3

スターター Michael Vick
バックアップ Trent Edwards  Mike Kafka
育成枠 Nick Foles

 スターターは怪我が無い限りVickで決定済み、安定感が無いとか、背が低い上にサイドスローでリリースポイントが低くDLにブロックされるとか、DBのカバーやブリッツの有無をスナップ前に読む脳みそに問題が有るとか、色々と問題点は有るのですが、そう言う欠点を差し置いてもQBとしては異次元のスピードを持っています。
 走り出したら止まらないスピードを警戒させる事でパスカバーやパスラッシュも特別なものを用意させる事が出来ますし、ランプレイへの警戒を薄くするような見えない効果も大きいです。
 フィジカル面は30歳を過ぎて落ち始めるでしょう、これから良くなるとすれば精神・頭脳面です。オフシーズンフィルムスタディに力を入れているようで、INT増加の原因を探しているとコメントしています。実戦でどれだけ活きるかは分かりませんけれど、見え見えのフルブリッツをそのまま貰ってしまうような事が無くなればプレイコールに柔軟性が出ます(Vickが的確なオーディブル出せると本当に止められない筈なのです)
 怪我無くシーズンを過ごす、これが最大の課題です。実際問題、スクランブルに出たVickはQBではなくRBだと思ってきついタックルをしないと止まりませんし、審判もハードヒットに対する保護を言う点でVickはヒットしても仕方が無いと言う見方をされているようにも見えます。スライディングが出来ないのも問題なのですけれど・・・
 怪我無く1シーズンを終える事ができれば、なんだかんだ文句を言いつつもそれなりの仕事は出来ると思います。


 Vickが怪我をした場合、それでシーズン終了になってしまうのか、Andy Reidのやりくり上手を見る事が出来るのか。2番手QB選びは重要です。
 BUF時代はエース扱いされた事も有るEdwardsが実績ではリードしています。ディープに投げれない病を発症し、怪我で1年浪人していました。ただ、肩が弱い訳ではなく、OLの問題(Jason Peters>Demetrius BellとLTはそのまま引っこ抜いてしまったのですけれど)が大きかったと思いますし、背後はOLに任せてディープを見させるReidの指導でどこまで変わるのかがEdwardsが2番手として残るのには必要でしょう。

 Kafkaは身体的にNFLレベルではありません。ステップを踏んで振りかぶってから槍投げのように全身を使って投げるディープはそれでも山なりの放物線を書きます。スピードレシーバーを奥に走らせて開いたショートゾーンを使うシステムに合うQBではありません。良く言えば本家WCO向きの対応力の有るショートパサーと言う事も出来ます。
 
 2番手を争う2人、経験実績や身体的にはEdwardsが上ですし、Reidシステムの習熟と言う点ではKafkaが上になります。個人的にはEdwardsに勝って欲しいです、Vickの怪我が軽く1-2試合繋ぐのであればKafkaで良いのかもしれませんが、長期欠場した時にはKafkaでは乗り切れないでしょう(Kafkaでいけると思っていれば、3巡で次期エース候補を取る必要はありません)

 次期エースとなるべく3巡指名したFoles、Reidには珍しい大型QBでかつてDonovan McNabbのバックアップを勤めたA.J Feeleyのようなサイズとそこそこの機動力を兼ね備えたQBに見えます。
 クイックリリースの強肩は縦への一発も有りそうですし、FeeleyのようなQBに育ってくれる事を期待します。


 2番手争い、Folesがモノになると判断するのであれKafkaを残し、Folesが時間掛かるか外れっぽいならEdwardsを残すのが良いのではないかと思います。KafkaはDetmer兄弟のようなワンポイント専用でスターターとして使うQBではないでしょう。Vickに怪我が無ければFolesの実戦投入は2年後の2014からになると考えます。そこまでの繋ぎならKafkaで、Folesが次期エースに成れないのであればKafkaよりもEdawrdsの方がエースに化ける確率は高いと思います。