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イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

サイズアップの必要性

2007-02-06 07:17:28 | イーグルス
 怪我人続出の中よくやったと健闘をたたえるべきなのか、前評判ほどの成績を残せなかった事を責めるべきなのか、評価が難しいのがCBです。

 Lito Sheppard
 13試合出場 30タックル 6INT 1INTリターンTD
 2005シーズン中盤に足首を捻挫してシーズンエンド、今シーズンも序盤足首を痛めて欠場した時期も有りました。元々ランディフェンスでは無力なカバー専門のスピードタイプですが、今シーズンは特にタックルの甘さが目立ちました。パスカバーでも致命的なミスをする事が有りました、INT狙いのギャンブルをする事の多い選手ですしサイズの無さを狙われるとスピードで付いていてもパスを通される事も多いです。しかし、全米中継のナイトゲームで勝敗を決するようなビックプレイを決めてしまう勝負運を持っています、そういう意味では天性のスター選手なのでしょう。そういう事もあって2度目のプロボウルに選ばれました。

 Sheldon Brown
 16試合出場 52タックル 1INT 1INTリターンTD
 故障が多いCB陣の中、唯一全試合出場を続けました。ランストップでも元Sの堅実なタックルで貢献してくれましたが、今シーズンはCBブリッツを入れる場面が大幅に減少しました、ローテーションでフォローするSに問題が有った事が原因でしょう。パスカバーでは2005シーズン良くなったジャンプボールでの弱さがもう1度顔を出してしまいました、5-10(多分もっと小さいです)しかないので大柄なWRを相手でミスマッチになるのは仕方が無いのです。

 このスターターコンビはあと5年以上契約が残っています、スピードのSheppardとランストップのBrown、マッチアップの相手次第で左右入れ替えるのが良いと思うのですが、SやLBとのコンビネーションを重視しているのでしょうミスマッチになっても左にSheppard,右にBrownを入れ続けています。

 Roderick Hood
 10試合出場 20タックル 1サック
 シーズン序盤膝を痛め、同時期にSheppardも痛んだ為に強行出場した結果怪我を悪化させてしまいました、シーズン終了まで膝の怪我の影響が有ったものと思われます。2005シーズン後半LCBのスターターを務めていた時の動きでは有りませんでした、特にLCBの位置からインサイドにカットを切られた時の反応の悪さは怪我を庇っていたとしか思えません。
 現在GBでプロボウル級の仕事を続けるAl Harrisの後継者として、どのチームに行ってもスターターが務まるニッケルバックと評価されているHoodですしUFAになるこのオフシーズンスターターとして迎えてくれるチームに移籍する事になるでしょう。

 Joselio Hanson
 16試合出場 30タックル
 SFでスターター経験も有るのですが、5-9しかサイズが無い為にニッケル・ダイムでしか使えません。どことも契約して居ない所をキャンプ中に拾ったのですが、怪我人続出の時期にはスターターで起用される場面もありチームに貢献してくれました。スピードは有りますがサイズとパワーが全く有りません、小柄なスロットレシーバー相手に出てくる事になるでしょう。

 William James(元William Peterson)
 3試合出場 7タックル
 CB陣のサイズ不足を解消する為にシーズン途中契約しました、同時に改名しています。元NYGの3巡指名でスターター経験も豊富なのですが怪我の多い事を嫌われて解雇されていました。今シーズンも怪我が多く出場できたのは僅か3試合と期待に答える事は出来ませんでしたが、コーチ陣の評価は高いようですから再契約する可能性があります。

 スターターにサイズが無いのでマッチアップ次第ではスターターで使えるようなサイズの有るニッケルバックを獲得する必要が有ります。それがJamesになるとは思えません、ドラフトで指名する事になるでしょう。

勝つべき人が勝ちました

2007-02-05 17:16:04 | NFL
 何度もスーパーボウルを観戦しているスポーツバーに行くとほぼ満席、例年こんなに混んでないのにさてどうするかと思っていると、マスターが箱馬で席を作ってくれました。お金出して箱馬の席で飲む気は全くなかったので即退散、もう2度と行かないでしょう(多分)。急いで別のスポーツバーに移動、そこも満席だったのですが相席で良いならと席を作ってもらい第1Qが半分終わった所から観戦を開始しました。
 試合内容としてはいきなりのリターンTDなどで点差はCHIリードの場面も有りましたが、内容はほぼ予想通りIND圧倒的優勢で進み見所全く無しの凡戦でした。正直こんなチームをスーパーに行かせた、そしてCHIと当たる前に敗れ去ったEaglesに対しての不満の方が大きかったです。
 去年もそうだったのですが、今年も隣に座った人がEaglesファンでした。しかもここ知らない(笑)2年連続ブログ見てくださいねと言う話をする事になりました。それなりにカウンターは回っては居ますが、まだまだ知名度は低いようです。

 
 ビックネームでもチャンピオンリングにだけは縁が無い人がいろんなスポーツで居るわけですが、革新的なカバー2戦術の編み出したTony Dungyとリーグ最高のQB Peyton Manningがその功績から考えれば持っていて当たり前のリングを手にしたと言う事にこのスーパーボウルは有ったのではないかと思います。DungyがTBを離れたあとすぐにスーパーを勝った為にその弟子達はすでにリングを持っている人が多いですし、Tom BradyとBill Belichickが居なければもう少し早くリングを取れて居たであろうこの2人がNEを打ち負かしてスーパーにやってきた時点でINDが勝つのは決まって居たようにも思えます。

スポーツバーで観戦するつもりです

2007-02-04 23:48:09 | NFL
 スーパーボウルの予想をしようと思っていたのですが、忙しすぎて繰り返し試合を見直す事が出来ていません。こまかいチーム分析はFull Gallopさんにお任せして、書きたい事を少し書いてみます。

 普通に戦えばINDの圧勝でしょう、チームタレントと言う意味では圧倒的にINDが勝っています。ただ、ランディフェンスが弱いINDにラン中心のCHIオフェンスの部分だけはCHIに分が有るかもしれません、序盤CHIがリードを奪いランでボールコントロールするような展開になった場合にCHIが勝つ可能性が出てきます。
 Tony DungyとLovie Smithがカバー2の師弟関係に有る訳で、お互いにディフェンスが何をするのかは分かりきっています。カバー2の生命線はDL4人でパスラッシュを掛ける事に有りますが、Tommie Harrisを失った時点でCHIの超強力ディフェンスから超の字が抜け落ちています。今のCHIのディフェンスでINDのオフェンスを止める事は相当難しいです、しかもシステムはお互いに分かりきっているゾーンカバーです、罠に掛ける様なディフェンスの変化に乏しいカバー2をどう変化させるのかLovie Smithの手腕に期待します。
 本来カバー2のLBで重要なのはWLBだと考えます、パスラッシュ特化型のREがランで狙われた時にそれをカバーするWLB、カバー3に変化した時にショートゾーンを広く守る事を要求されるのもWLBです。Lance BriggsとCato Juneの働きに注目します、同時にあまりカバー2では重要視されないMLBにチーム最高のタレントを持ってきているCHIがBrian Urlacherをどう使うのかも楽しみです、カバー2に拘らない方が良いと思うのですけどね。
 パスラッシュと言う意味ではOT対DEのマッチアップで圧倒的に有利なINDが勝るでしょう、ディフェンスが強力なラン中心でQBはミスさえしなければいいチームでもスーパーに勝つ事は出来ると思います。しかし、そういうQBでもサードダウンをクリアする能力を持っていたり、スーパーを勝ったシーズンだけ突然変異している事が必要だと考えます、Rex GrossmanがそういうQBでは有りません。
 
 私がハンデをつけるならば13,5点INDに付けます、序盤10点以上CHIがリードを奪う展開になって初めて試合らしい試合になるのではないでしょうか。

3人合わせてスターター経験16試合の可能性

2007-02-02 09:03:57 | イーグルス
 長年の要補強ポイントは今シーズンも足を引っ張り続けました。Jeremiah Trotterの衰え、若手の伸び悩みと課題が山積しています。

 Omar Gaither
 16試合出場 48タックル 1サック 1INT
 5巡指名ルーキーでシーズン終盤にスターターに昇格してました。SLBからWLB最後にはMLBのバックアップへとキャンプではポジションを移しました、コーチ陣の評価は高くWLB,MLBのバックアップMark SimoneauをDonte Stallworthのトレードで放出する事が出来たのはGaitherで後任が務まると判断されたからと言われました。WLBのスターター昇格後は課題のランディフェンスを向上させ、スターター出場の試合は6勝1敗とJeff Garciaと共にチーム躍進を支えています。将来はMLBとしての起用を考えているようですが、MLBとしてはパワー不足になるかもしれません。

 Jeremiah Trotter
 16試合出場 113タックル 1INT
 チームのモチベーターとして、不動のMLBとしてBrian Dawkinsと共にチームを支えました。若干ウエイトを落としてスピードを増したようで、キャンプでは5INTを狙うなどと豪語するほど良い動きを見せていたようです。しかし、シーズン中に膝を痛めリードブロッカーを外す動きが出来なくなりランディフェンス崩壊の一因になりました。この膝の怪我は重傷のようで、地元紙には引退するのではないかとまで書かれるような状態です。膝の状態さえ万全ならばリーグ屈指のランストッパーで居られると思いますが、怪我が治らないようならば年齢的にも大きな期待は出来なくなります、ドラフト・FA補強に大きな影響が出るでしょう。

 Dhani Jones
 16試合出場 72タックル 0,5サック
 スピードは有りタックルは堅実ですがパワーが足りません、本来WLBの選手をSLBで起用しているので仕方が無いのですがランプレイ時にTEにあっさり拾われてしまいます。それでもチーム加入3年目で最も良いシーズンを送りました、最低限の働きではありますが、1人のブロッカーの相手をする事は出来ますし、パスカバーにも進歩が見られます。3-4のILBとして起用するのが正しい使い方の選手でしょう、Jonesをバックアップで起用できるようならばチーム力が向上したと言える筈です。

 Matt McCoy
 15試合出場 58タックル 2サック 
 2年目の今シーズンはWLBのスターターに昇格しました、シーズン序盤は良い動きを見せていたのですがランストップで右サイドが狙われるようになるとパワー不足を露呈しました。ショートエリアでのパスカバーは良いですし、もう少しバルクアップ出来れば良いWLBになると思うのですがスピードを殺さずにパワーアップ出来るかどうかは微妙です。2007シーズンはニッケルLBで終わるか、スターターに成れるかの分かれ道になるでしょう。

 Shawn Barber
 13試合出場 48タックル
 WLBのスターター候補としてチームに帰ってきたBarberですが、去年の2巡指名McCoyを優先して起用するチーム事情の為にニッケルLBとして起用されました。TEをマークする技術ではチームのLBでベストだと思うのですが、そういう使い方はされませんでした。UFAになりますし多分チームを離れる事になるでしょう、Trotterが引退するような事になった場合には再契約する必要が有ります。

 Torrance Daniels
 6試合出場 3タックル
 ST専用のJason Shortと入れ替わるような形でPSから終盤昇格しました。スピードの有るLB兼STですが、縦の動きに比べて横の動きが今ひとつでLBとして起用するのは難しいです。

 Jason Short
 12試合出場 4タックル
 リーグトップ級のSTです、激しすぎるプレイの為に怪我が絶えず過去2年間はシーズン途中シーズンエンドの怪我を負いました。今シーズンも膝を怪我し解雇されてしまいました。怪我が治れば全てのチームから誘われるべき異能の持ち主です。

 Chris Gocong
 キャンプ中の怪我で出場なし
 NCAA1AAで21サックを記録しNCAA記録を更新しました、パスラッシュDEからSLBにコンバートしてキャンプを迎えましたが首と肘に痺れが出てIRに登録されました。SLBになるにはパスカバー能力が足りない様な気がします、DEに戻すのが良いとは思うのですが今のDE陣に必要なのはランストッパーです。コーチ陣は2007シーズンSLBのスターターとして計算しているようですしLBで起用される事になるのでしょう。ランプレイ時にスクリメージでTEを正対できるSLBを持つ事はランディフェンス能力の向上に繋がるでしょう。


 Trotterの膝の状態が気になります、完治しないようだとMcCoy.Gaither,Gocongの3人がスターターで並ぶ事になるかもしれません。そうでなくてもTrotterの契約最終年ですし後継者の育成は急務です、McCoy、Gocongの将来性も微妙ですし大物を補強・ドラフト上位で指名するのか若手の成長に託すのかの選択はチームの将来に大きく影響する事になります。