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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

シュートは語る

2007-11-13 | フィールドから
・エゾノウワミズザクラのジェネット構造に関する原稿の修正。細部をチェックしてほぼ完成した。何とか投稿まで持っていけそうである。ひとしきり修正が終わったところで、トドマツ標高間交雑試験地へ。昨日の雨でササがぬれており、ズボンがじっくりとぬれてしまう。先日はカマで採取しようとして手間取ったので、高枝切りに変えたところ、採取は一気に楽になった。

・プレゼン用に同じ低標高母樹(A16)で自殖、低山、高山、オープンの4つのタイプの交配タイプに分けて写真を撮る(左から、自殖、低山、高山、オープンの順)。シュート成長量はともかく、自殖では葉の量が少ないようにも見える(一枚一枚の葉も小さい?)。SLAや窒素などで、どのような値がでるのか楽しみである。それにしても、シュートをじっくりと観察するだけで、かなりの情報が得られるのには驚いた。



・講義用スライドの作成。例年だとかなり凝ってしまうのだが、レジュメを別に作るので、ことさらに情報を削ることにする。要するに、項目と写真だけみたいなものにすると非常に簡単である。問題は講義ノートをいかに充実できるかにかかっている。改めてカラマツ人工林施業の指針を読み返したりして・・・。

・4時半過ぎにTさんとともに、湿地帯ではない前山のアカエゾマツ針葉形態の写真撮影準備。今までになく、横に薄い。これまた新しいタイプ、なんだろうか・・・。