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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

アカエゾ追加調査

2007-11-08 | フィールドから
・おとといの打ち合わせで急浮上したアカエゾ現地の追加調査。前山の下湿地と上湿地の間で1箇所、前山の上湿地で1箇所、さらに26林班で1箇所を調査する。前山の林道沿いにはポツポツとアカエゾが分布しているが、思った以上に環境はヘテロである。岩がらがらのところもあれば、沢がかったところ、土壌が発達しているところなど・・・。中にはナキウサギが住んでいそうな穴が開いているところも・・・。ちなみに写真は前山の間(maeyama_m)の様子。



・今回の最大個体は胸高直径90cmを超えていた。圧巻である。大きな木というのは独特のたたずまいを持っている。ふと見ると、周りは倒木だらけだ。講義によさそうな、かなり大きくなった倒木更新。非施業林での更新の様子ということで、写真を撮る。



・前山の上湿地(maeyama_u)は、場所によってはかなり水が溜まっている。これは確かにストレスが多いことであろう。



・上湿地のサンプリングは1時間足らずで完了し、2時過ぎに26林班に移動。しかし、3時過ぎには既に暗くなってくる。なんとも心細くなるような薄暗さである。この時期はもはや3時までが限界であろうか・・・。それなりに広い範囲を歩きながらなんとか20個体を完遂。27林班との類似性が気になるところである・・・。