・富良野では玉ねぎの収穫が本格化.実りの秋である.森林総研のK村さんを迎え,標高630m付近の湿地林にてアカエゾマツの種子採取.研究用には1母樹につき5球果もあれば十分だが,どうせ登るならば事業用種子も採取しようという算段で,大勢のスタッフとともにガヤガヤと現地に向かう.この湿地林は,ほぼアカエゾマツの純林といってよいのだが,何とも原生的な雰囲気を醸し出している.

・5人の登り手はそれぞれ球果の多そうな木に取り付き,気がつくと既にはるか上空である.ラベル付けや胸高直径の測定などはゲスト2人にお任せし,こちらは連絡係と称してふらふら動く.が,あまり役に立っていないようで・・・.球果が届けられるまでの時間,この湿地林がどうやってできたのかなど,太古に思いを馳せる.

・お昼前になると,ぞくぞくと球果が集まってくる.母樹ごとにみると,赤っぽいもの,緑っぽいもの,大きいもの,小さいものと様々な“変異”がある.それにしても,種子採りというのはどうしてこう,人をハイな気分にさせるのだろう.ずっしりとした種子を肩に担いで上がってくるときの気分は,まさに「獲ったどー」という感じ(自分では登ってないけど・・・).最終的に取れた球果は生重量で約70kg.ヤニを軽く落として,オリに入れて天日乾燥の準備.きれいに並んだ球果は美しく,実に壮観である.


・5人の登り手はそれぞれ球果の多そうな木に取り付き,気がつくと既にはるか上空である.ラベル付けや胸高直径の測定などはゲスト2人にお任せし,こちらは連絡係と称してふらふら動く.が,あまり役に立っていないようで・・・.球果が届けられるまでの時間,この湿地林がどうやってできたのかなど,太古に思いを馳せる.

・お昼前になると,ぞくぞくと球果が集まってくる.母樹ごとにみると,赤っぽいもの,緑っぽいもの,大きいもの,小さいものと様々な“変異”がある.それにしても,種子採りというのはどうしてこう,人をハイな気分にさせるのだろう.ずっしりとした種子を肩に担いで上がってくるときの気分は,まさに「獲ったどー」という感じ(自分では登ってないけど・・・).最終的に取れた球果は生重量で約70kg.ヤニを軽く落として,オリに入れて天日乾燥の準備.きれいに並んだ球果は美しく,実に壮観である.
