一生

人生観と死生観

不況下の社会不安

2009-02-28 12:00:22 | 哲学
2月28日 晴れ
 アメリカ発の不況がますます深刻になっていく。世界はなかなか有効な打つ手を見出せず、右往左往の状況だ。アメリカのオバマ大統領は早速GMやシチーグループの公的資金による救済に乗り出したが、効果がでるにはどれほど時間がかかるのか誰も分からない。日本の機軸産業のトヨタなどの自動車会社とソニーなどのエレクトロニクス会社の損失も莫大なものであるようだ。
 そして失業者の増えるこの頃、役所は臨時の雇用を始めるところが出ており、この福島県でも知事が積極的である。ただ失業者の数に比べ、役所の雇用はあまりにも少なく、焼け石に水といった状況だ。農業や林業への転換は本格的な救済になるかどうか。介護福祉を充実させることは急務だが、介護士などになるための資格の問題があり、だれでもいいという訳にはゆかない。
 大変な世の中だ。全治三年と麻生首相は言ったがそれどころでなさそうだ。社会の不安を座視することが出来ず、デモをやれという声が新聞投書欄に見られるようになった。見過ごすことの出来ない意見だ。政治家よ、もっと事態を深刻に受け止めよ。