一生

人生観と死生観

私憤から公憤へー私の軌跡

2009-02-02 11:52:35 | 哲学
2月2日 晴れ
 朝から晴れは久し振りだ。少しやる気も出てくるというものだ。
 さて私は仙台市のある団体から講演を頼まれている。私の著書『私憤から公憤へー社会問題としてのワクチン禍』を読み、また昨年の秋に朝日新聞「ひと」欄にのった「ニッポニウムの正体を明らかにした化学者」の記事も読んでくれた人だ。面識はないが、市民オンブズマンの活動に関わっている人のようである。ワクチン禍とニッポニウムに通底するものがあったと記事に書いてあったので、その思いを話して欲しいというのだ。このような発想は確かに大切なことである。ただ結果だけを求める社会の一般的な傾向がある中で、動機に重点を置いて話を依頼してくるのむしろ珍しく、本質を求める人たちであろうという予感をもつ(会って見ないと分からないが)。日本人が文化や文明に本気で接しようとすれば、こういう態度が必要であり、進歩はこういう態度の人たちの中から生まれるはずである。