一生

人生観と死生観

郵政改革のゆくへ

2009-02-07 11:55:41 | 哲学
2月8日 晴れ
 いやはやまたまた麻生首相のオドロキ発言。小泉首相の郵政改革には反対だったということを国会の質疑でばらしたのだから、野党議員の格好の目標にされた。
 率直なのも美徳になるときも軽率と言われるときもある。首相らしからぬ発言であったことは確かだ。
 しかし小泉郵政改革が本当によかったかと言うと、自民党の中にさえ本心は反対という人も多かったくらいだから、国民の手で検証しなおすことが必要なのだ。
 私は郵政事業が独占的で特に海外への航空便は高すぎると思っていた。国内郵便が80円、アメリカ行きの航空便が110円。これはどこか問題があるはずで直すべきだと思っていた。それには競争による値下げがあったほうがよい。
改革は必要。こんな考えだった。
 ところが郵政民営化でたとえば郵便振替の送金1万円以下の場合。民営化前は80円、今は120円、実に50%の値上げだ。お年玉の景品は最低のものは切手3枚あったものが2枚になった。民営化論議で萎縮しているためかやることがけち臭い。私は郵便も事業としてやるからには採算が取れるようにやるしかないとは思うが、やり方が気に入らぬことが多い。そもそも一気に会社化したのは小泉勇み足で、やはり公社の段階でしばらく様子見をすべきだったと思う。恐れていたことが現実になった。今の段階では後戻りも出来にくいが、相当な見直しをすべきではないか。