一生

人生観と死生観

スーパーの昼

2008-04-12 21:05:25 | 生活
4月12日 晴れのち曇り
 私は近頃お昼は外食を励行している。家内が健康が弱り、三食亭主の食事の世話は見られないということがきっかけだったが、慣れてみるとこの方が生活リズムとしては良いことが分かった。私も完全な健康体でないことは家内も良く知っているが、外の空気を吸い、歩き回り、人と話をする効果はプラスになると思っているようだ。家内は腰痛症と頭痛に悩む持病持ちなのだが、最近は四国高知の俳句の師匠について、俳句の勉強に凝っている。月に一度か2ヶ月に一度は飛行機で高知まで出向く熱心さだ。健康も最近はずっと良く、私より長生きする勢いになって来た。
 昼スーパーにゆくと、パンを買い、プレイルームに行って昼食だ。いつもここで食べる常連は私のほかにもう一人の老人がいる。奥さんをなくした一人暮らしか元気がない。私は本か雑誌を持って読みふける。時には賑やかやな運動帰りの学生たちと一緒になる。また時には子ども連れの奥さんたちも来る。お互いに話し合うほどの仲になることはないが、その時その時の日本社会の風俗は知られる。子どもの躾は昔に比べるべくもない。私はここではあくまでも傍観者に徹することを信条にただいるだけである。こうして過ぎ行くときの小さな喜びみたいなものを享受するのだ。別に文学賞をもらう積りもない私だが、見ているだけでよいと思っている。