はるばるやってきた、広島県は因島。
尾道からバスに揺られ、しまなみ街道で数十分。
かつては瀬戸内海に浮かぶ普通の島でしたが、
今は尾道から愛媛県今治市まで橋で繋がっていて、車の往来も可能です。
島というのは、流通の問題もあってか島独自のブランドが多く存在します。
外から持ってくるよりも、自分達で作っちゃえ!ってことなんでしょう。
そう、因島にも牛乳のブランドがありました。
…過去形なのが悲しい。
因島で見つけた、中郷牧場さんの牛乳箱です。
牛さんの目が、ちょっとエッチな気が…(失礼)
側面は、特に何も書いていません。
「TEL357」という、簡略化された表記も時代を感じますね。
島の中で流通が完結している証拠と言えます。
中郷牧場は、平成7年頃に自家製造を辞め、銘柄も消滅した模様。
牛さんのイラストは、牧場創設者の奥様が手書きで描いたそうです。
(漂流乳業様のサイトより)
なお、漂流乳業様のサイトには、往時の瓶が掲載されております。
因島の中心、土生(はぶ)の商店街で発見。
目印は、昭和の空間がそのまま残る銭湯「紅梅湯」。
銭湯から歩いて10秒ぐらいのところにあるので、探してみてください。
ざっと土生を散歩した限りでは、
この箱は2個しか見つけられませんでした。
他に、もう少し新しい木箱(薄いピンク?色バージョン)が1個。
というわけで、同牧場のものは合計3個を確認しております。
じっくり探せば、まだまだ残っていると思います。
メーカー:中郷牧場
所在地:広島県因島市土生町1270-2
撮影場所:因島の銭湯「紅梅湯」から徒歩すぐ
撮影時期:2010年3月
箱の時代:不明