鯛はめでたい魚なのか?
鯛は“魚の王様”である、オメデタイ席にはつきものだ
いつでも食べたいし、
できれば夕飯のオカズに買いたいのだが、値段がこれまた大変高い。
ところが、古代中国では、鯛は“人間を食う魚”として忌み嫌われていたという。
そんな中国の影響を受けてか、日本でも鯛が嫌われていた時代があった。
『日本書紀』では鯛は悪役として登場しているし、当時はアカメ(赤女)と呼ばれて
卑しまれていた。
それがどういうわけか、しだいに格上げされ、ついには祝賀の席に並べられる魚に
なっていた。食べてみればおいしいし、収穫量が少ないことで珍重されたものと
思われる。また、メデタイと鯛の語路合せで縁起をかつぐようにもなった。
学術的にも鯛は認められ『本朝食鑑」の中には「鯛は大位で、
海魚の最上のものなり」と記されている。
いまもって日本人は鯛が大好き。おかげで、タイ科に属していない魚まで
「タイ」の名が付けられ、その数は200以上とも言われている。
今日の花 さつき
花ことば 節制
今日の桜島
☆ 今 日 の 一 言 ☆
人間の幸福は、
決して神や仏が握っているのではない
自分自身の中にそれを左右するカギがある
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