人は尻をたたかないと、なかなか動こうとしない。楽な方へ、怠惰な方へ
と流されがちなのが人間である。なんとかやる気を起こさせようと、
目の前にいろんなニンジンがぶら下がる。お金や食べものだったり、
地位だったり、名誉だったり・・そうした発奮材料は金品の場合が多いが、
人は言葉によって動くこともある。事業に失敗した男が死に場所を求めて
さまよっていた。あり金が底をつき、いよいよ明日は命を絶とうと
思った木賃宿で、襖の破れをつくろった紙に、小林一茶の句がしたため
られていた。
裸にて 生まれてきたに 何不足
体の中を熱いものが駆け抜けた、男は事業再興を誓った、十七文字の力
今日の花 からたちはな
花ことば 鋭敏な
☆ 今 日 の 一 言 ☆
夢を追うと、必ず一度は、挫折をあじわう。
その時、人は、あきらめる口実を、探し始めてしまう。
スポーツをしてる人なら、体が小さいからとか…
そんな時は、やめる理由」を探すより、
続ける理由を探して下さい。
(阪神タイガース、下柳投手)