Good News Celebration!

☆田中啓介牧師による礼拝メッセージをお届けしています。

魂を獲る漁師 ヨハネ15:5

2010年11月14日 | Celebration
 沖縄の糸満で生まれたツネさんは、7人兄弟の下から2番目。子供の頃から、男兄弟の中で自立心を養い、硬派の水産男子校で体育会系男っ気満々の環境に育ちました。若かりし日の彼は、体資本の仕事で稼いだ大金を、遊びのために湯水のように使うという生活を繰り返し、そして1972年の沖縄本土返還を機に、短期間で大金を得られるというアメリカでの漁へと渡りました。

 最初の航海は、ひきしに優る重労働でしたが、収入もこれまでにない大金。アメリカでも大きく稼いでは、大きく使うという生活の繰り返し。さて20代も後半になったある日、お寿司の板前さんになった漁師仲間から将来のビジネスについてアドバイスを受け、今迄の海での生活から陸に上がって、お寿司屋さんへと転向を試みます。そしてハワイ、ロサンゼルス、また東京の新橋で板前としての修行を積み、アラスカベーリング海での仕事で得たお金を元手に、遂に自分のお店を持つことが出来ました。

律儀なお寿司屋さんとして、これから新しい人生を始まる!と思いきや、開始早々大きな試練が彼を襲います。お店の従業員の一人が、原因不明の自殺をしてしまったのです。ツネさんにとってそれは大きな衝撃でした。仕事が直接的な原因でなかったにせよ、今迄一緒に働いていた人が死んでしまった…お店もこのまま続けていいのかどうかわからない、これからどうしたらいいんだろう? そんなことがいつも頭を過ぎって夜も眠れず、気が狂ってしまうかと思ったその時、当時クリスチャンだった婚約者(今の奥様)が「賛美を聴いて。」と言ってCDを送ってくれました。

 すると不思議なことに、賛美を聴いていると安らかに眠ることができたのです。今思うと、これが聖霊様の御業の始まりでした。その後、結婚して夫婦生活を続けて行く内に、タバコもお酒も休みのゴルフを自然と止められるようになり、今迄大好きだった演歌も賛美に変わってしまいました。こうして知らず知らずの内に、もっとクリスチャンになりたい、もっと学びをしたい、もっと御言葉を理解したい、という思いが少しずつ与えられて来たのです。

 そして今は、「私にはできないが、神にはできる!」の信仰へと至りました。「日々御言葉に生かされる生活が、ビジネスの秘訣であり、間違いない真理です。」という明確な信仰をお持ちのツネさん。彼のこれまでの人生を通して、神様はいつも背後で見守り、ツネさんを少しずつ、しかし着実に主の器として練られ、磨かれるよう導いておられたことをひしひしと感じました。海の男の力強いお証しに感謝します!


 




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