本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

みんな安倍ポンを舐めている♪

2007-02-19 15:30:58 | 政治
安倍政権 ベテラン閣僚が重荷に 求心力低下、改造論に拍車 2007年2月19日(月)03:34(産経新聞)

 安倍政権の重しであるはずが、野党側の追及を誘発し、支持率低下が続く政権の足を引っ張る「ベテラン閣僚」に対し、自民党内から厳しい目が向けられている。こうした閣僚は、「女性は産む機械」と発言した柳沢伯夫厚生労働相をはじめ安倍晋三首相より年齢も当選回数も上。首相の求心力、指導力低下の要因の一つとなっており、党内にくすぶる内閣改造論に拍車をかけてもいる。

 自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市内での講演で「閣僚や官僚には首相に対する絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループであったかどうかは関係ない」とくぎを刺した。閣僚経験者の一人は「安倍内閣では首相より年上のベテラン閣僚が重しではなく、重荷になっている」と嘆く。

 「ベテラン閣僚」とは、柳沢氏のほか、「不規則発言」が目立つ久間章生防衛相と麻生太郎外相、多額の事務所費計上問題を抱える伊吹文明文部科学相に松岡利勝農水相、出張への長女の同行などが批判された尾身幸次財務相-を指す。

 衆院予算委員会では、党の質疑者からでさえ「安倍内閣のタガが緩んでいる」(野田毅元自治相)との手厳しい指摘が飛び出した。ベテラン閣僚が首相を支えてきた歴代内閣と安倍内閣との落差に「順風満帆だった小泉政権でさえ、塩川正十郎元財務相らが脇を固めていた」(幹部)との声も漏れる。

 こうした現状をみかねてか、森喜朗元首相は13日にインドのニューデリーで同行記者団と懇談した際、「閣僚が首相を尊敬していない。とくに首相より当選回数や年齢が上の久間、麻生、尾身各氏には首相を立てる姿勢がにじみ出ていない」と名指しで批判した。与党内で取りざたされる参院選前の内閣改造にも言及し「改造は首相の特権で、いつでもやれる」と述べた。

 18日の講演で中川氏も「(閣議で首相が)入室したときに起立できない、私語を慎まない政治家は内閣、官邸から去らなければならない」と語った。党内には「参院選前に人心を一新しないと選挙は戦えない」(参院中堅)と改造を期待する声が依然、くすぶるが、森、中川両氏の発言には「首のすげ替え」をにおわせることで引き締めを図る思惑があるとみられる。

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小泉3度目訪朝 北「望んでいない」 山崎氏明かす 2007年2月19日(月)04:24
(産経新聞)

 自民党の山崎拓元副総裁は18日のテレビ朝日の報道番組で、1月に北朝鮮を訪れた際、小泉純一郎前首相の3度目の訪朝を打診したのに対し、北朝鮮側は「望んでいない」と回答していたことを明らかにした。

 山崎氏は「北朝鮮には小泉氏の3回目の訪朝によって物事を片付けるという考え方はない」と明言した。

 拉致問題では「前に進めるのなら(北朝鮮に)乗り込んでいくべきだ。直接対話でやったらいい。6カ国協議の作業部会で交渉しようとするから駄目だ」と指摘。交渉役については「安倍晋三首相でも誰でもいい」と述べた。

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戦略的互恵関係は「名ばかり」 2国間懸案めぐる中国の態度に日本側は不信感
2007年2月17日(土)03:11 (産経新聞)

 日本の政府・与党要人と精力的に会談をこなした中国の李肇星外相は一連の会談で拉致問題での協力を繰り返し表明するなど、4月の温家宝首相の訪日の地ならしとして友好ムードをアピールした。だが、人工衛星破壊実験問題などでは従来の立場を繰り返すばかり。日本側は「戦略的互恵関係」とは名ばかりだとの不信感を募らせている。

 6カ国協議で、拉致問題の進展を訴え続けた日本にとって、中国の協力は欠かせなかった。政府筋によると、先に北朝鮮の金桂寛外務次官が訪中した際にも、中国側は北朝鮮側に日本との対話を要請。「中国と米国が北朝鮮に働きかけたことが、6カ国協議中に行われた1年ぶりの日朝協議につながった」(政府関係者)ともされる。

 しかし、中国が議長国のメンツにかけて局面を打開する必要があった6カ国協議と対照的に、日中2国間の懸案に対する中国側の動きは鈍い。

 李氏は今回、膠着(こうちゃく)状態だった東シナ海のガス田開発問題で、3月に両政府の局長級協議を再開する意向を表明。日本側も受け入れた。ただ、日本側には、よりレベルの高い閣僚や首脳による政治決着が不可避との思いもあり、李氏が提案した局長級協議で十分な成果を得られるかは不透明だ。

 一方、今年以降、相次ぐ新たな懸案は、「のれんに腕押し」の状態だ。李氏は、衛星破壊実験への懸念にも「中国は宇宙の平和的利用を主張しており、実験はいかなる国にも脅威にならない」と型どおりの説明をするだけ。自民党幹部は「衛星破壊のどこが平和利用なんだ」と毒づいた。

 今月4日、日本の排他的経済水域(EEZ)内で中国の海洋調査船が無断で活動した問題も同様だ。相互事前通報の枠組み継続の必要性は認めつつも、「中国の正当な主権だ」との主張は曲げず、日本側には「いくら抗議しても無駄。確信犯でやっている」(日中関係筋)との不信感が消えない。

 日中両国は、昨年10月の首脳会談で戦略的互恵関係を打ち出し、関係改善に踏み出した。だが、日本側では「本気で戦略的互恵関係を築こうとしているのかは疑わしい」(政府関係者)との声が消えない。

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米の従軍慰安婦の決議案、「事実に基づかず」と麻生外相 2007年2月19日(月)12:57 (朝日新聞)

 旧日本軍の従軍慰安婦問題に関して日本政府に謝罪を求める決議案が米下院に提出されていることについて、麻生外相は19日の衆院予算委員会で、「決議案は、客観的事実に全く基づいていない。日本政府の対応を踏まえていないので、甚だ遺憾だ」と述べた。

 稲田朋美氏(自民)が「決議案に書かれているような、日本帝国軍隊が若い女性を強制的に性奴隷にして殺したり自殺に追いやったという事実があったという認識か」と質問した。これに対し、麻生氏は「基本的に全くそのような事実を認めている立場にはない」などと強調したうえで「引き続き日本政府としては我々の立場について理解を得るためにいろいろ努力したい」と語った。

 また、稲田氏が、従軍慰安婦問題で軍の関与と強制性を認めた河野官房長官談話に対する認識をただしたのに対し、塩崎官房長官は「政府としてはこの談話を受け継いでいる」と述べた。

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 以上引用終わり。

 *安倍ポンにはポチにはあった詐術と詭弁に立脚した「人心掌握術」というものがない。言ってみれば人心を惑わす「カリスマ性」というものが欠如しているのである。元々彼は長州閥の良血の嫡男であって、彼を担がないでは一日たりとも立ち行かない強大なる後援会組織はあったが、当の本人にその御輿に載るだけの器量と才覚があったかどうか、今その鼎の軽重が問われている。てか、もう先は見えたように私には思われるが(笑)油断は禁物であって、追い詰められた安倍ポンが「最早失うものは何も無い」とばかりに伸るか反るかの「勝負手」を連発して来る可能性は当然常にあるのだ。

 カリスマ性と言うのはマックスウェーバーが『職業としての政治』の中で《1.伝統的支配 2.合法的支配 3.カリスマ的支配》を提示したことから政治を論ずる際に頻繁に用いられるようになった概念だが、今はもっと拡張されてどんな職業にも適用され、例えばその辺の有閑マダムがあっという間に洋菓子だかお料理だかの先生になり、あろうことか(はあ?w)『郵政解散』に飛び乗って見事衆議院議員にまでなってしまう時代であるからして、きっかけさえあれば誰でも「カリスマ**師」になれる開かれたご時世なのである。(尤もその「きっかけ」を掴むのが難しいわけだが。w)

 ベテランたちが言いたい放題、やりたい放題なのも「それみたことか!」的に当然至極の事態である。平沢勝栄議員がかつては安倍ポンの家庭教師を務めていたのは有名な話で、彼らはみな先代・先々代からの「岸・佐藤・安倍閥」との付き合いがあるわけで、言わば安倍ポンが「洟垂れ小僧」だった時代を知っている連中なのだ。

 イエス・キリストは「汝の故郷を去れ」とのたまったそうで、政治・宗教の布教者にとっては自分の幼少時を知っている者の存在程煩わしいものはないのである。

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 悪意と深淵の間に彷徨いつつ
 宇宙のごとく
 私語する死霊達

 --埴谷雄高ー-

 *閣議で安倍ポンが入室して来たときでさえ「私語を止めず、起立も出来ない」(←する気が無いんだろ?)人間は「内閣を去れ」とまで言って中川は講演の席上内情を暴露したわけだが、こんなことを言って支持者の間には醜態を曝け出し、内部に向けては恫喝を繰り返したら、安倍ポンの「求心力」はますます萎えて行ってしまうだけではないのかと他人ごとながら真意は計りかねるが、果たしてこれは安倍ポンの意を汲んだ内部暴露なのだろうか。
 いやしかし、どっちにころんでも中川にあっては「それで良し」なのだ。森派のみならず自民各派にはまだまだ、このまま干されたら浮かばれない「順番待ち」の旧勢力は犇いているのだからだ。
 先日は口ひん曲げの麻生などは「次は俺にやらせろ」なんて話まで谷垣から暴露され「返事は貰ってない」と開き直っていた。

 まるで、安倍本人が統一教会と密接な関係があるどす黒い政治家であることを後景に押しやるためでもあるかのように、ベテラン閣僚たちは先を争ってスキャンダルを撒き散らしている。これでは北はおろか、「十年先には日本なんか消滅している」と笑い飛ばす中国に舐められるのもこれまた極めて自然な推移である。

 あと安倍ポンに出来ることと言ったら「拉致被害者家族会」を丸ごと自分の広告塔に抱え込むことくらいしか私には思いつかないが、まだ他にとっておきの「人気回復のための奥の手」があるのかどうかはいずれ知れることだろう。


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