本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

脅威を煽る人間こそが脅威なのである。

2007-02-28 20:54:18 | 政治
昔原水協と原水禁とが分裂した際の主要な争点は、原水爆禁止運動の覇権を争って『原水爆ミサイルにも平和のための良いミサイルと、世界大戦を目論む邪悪なミサイルがある』というテーゼを容認するかどうかということだった。欧米のミサイルは邪悪で、中ソのミサイルは正義であるなどという論法は今でこそ噴飯ものであるが、当時はこんな主題で自称「左翼」の連中の間では真摯に論議されていたのである。時は流れて、今軍拡を企む復古主義的連中はしきりと「脅威」「脅威」を連呼するのであるが、私に言わせれば脅威なのは彼ら「狼少年的軍拡主義者」自身なのであってそれ以外ではない。それは世界平和にとって「脅威」なのはブッシュでありチェイニーであって中東諸国ではないのと同等である。なぜなら軍拡競争には「これで良し」とする上限などはさらさらなく、ごく普通に考えても地獄の果てまでも互いに軍備を増強し続けるしかないからである。そんなことが愚の骨頂であるのは火を見るより明らかである筈だが、そういう愚劣な思考に入り浸っている連中がわが国では今政権の座にあって憲法改正までも視野に入れているのだということを我々は肝に銘じておく必要がある。それもこれも『郵政デマ解散』でポチを勝たせたことの当然の弊害・当然の報いであって、その「結果責任」は我々自身でとるしかないのだ。こんなふうではいっそ「絶望」した方が話が早いかも知れないが(はあ?)今日はそのへんを含めて例によって軽くおさらいしてみましょう。w . . . 本文を読む