本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

インフルエンザ考。

2007-02-17 15:19:36 | 社会
転落死の中2、タミフル服用か インフルエンザで 愛知 2007年2月17日(土)11:17(朝日新聞)

 愛知県蒲郡市のマンションから転落死したとみられる中学2年生の女子生徒(14)が、死亡した16日に市内の病院でインフルエンザと診断され、治療薬タミフルを服用したとみられることが、蒲郡署の調べで分かった。

 調べでは、生徒はこの日、「インフルエンザかもしれない」などと中学に届けて欠席し、市内の病院でインフルエンザと診断された。その際、タミフルを含む複数の薬を処方された。自宅にあったタミフルには服用した形跡があったという。

 タミフルは、インフルエンザ治療薬として日本では00年に承認され、01年2月から販売されている。服用後、異常言動で死亡した例などが報告されているが、厚生労働省の研究班の調査では「タミフルの服用と異常言動の関連性は認められない」としている。

 一方、両親は調べに対し、生徒がインフルエンザと診断されたことで、「(19日から予定されていた)期末試験を欠席しなければならないと心配している様子だった」などと話しているという。

 同署は、これらの状況が転落に結びついた可能性もあるとみて調べている。

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平成17年12月15日
厚生労働省医薬食品局安全対策課  課長  中垣 俊郎(内線2747)
 課長補佐  渡邊 伸一(内線2748)

タミフル服用後の死亡例について

 タミフル服用後の小児の死亡例については、いずれの事例もタミフルとの因果関係は否定的である旨、本年11月30日に「新型インフルエンザに関するQ&A」として公表したところですが、今般、小児の死亡例に加え、成人の死亡例とタミフルとの因果関係等についても同Q&Aに掲載することとしましたので、お知らせします。

(別添)
  新型インフルエンザに関するQ&A(12月15日改訂)より該当部分を抜粋

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(別添)
新型インフルエンザに関するQ&A(抜粋)

平成17年11月15日
(同年11月30日改訂)
(同年12月15日改訂)

(新)IV-7 タミフルを服用した後の成人の死亡例も報告されているようですが、厚生労働省としては、タミフルの安全性についてどのように考えているのですか。

 タミフルを服用した成人(17歳以上)の死亡が報告されていますが、専門家の意見も聞いたところ、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)※1及び腎不全※2による死亡2例については因果関係を否定できないものの、それ以外の24例についてはタミフルと死亡との因果関係は否定的であるとされています※3。
 タミフルの服用に伴い中毒性表皮壊死症及び腎不全がごくまれにあらわれることについては、添付文書の使用上の注意にそれぞれ平成14年10月及び平成15年7月に記載し、注意を喚起しているところです。
 したがって、厚生労働省としては、現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていません。
 医師の指示に従って適切に服用するとともに、副作用の症状があらわれたときは、医師、薬剤師に相談して下さい。   ※1  中毒性表皮壊死症は、一般用医薬品を含めた多くの医薬品においてごくまれにあらわれる副作用として報告されています。医薬品・医療機器等安全性情報No.218(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/10/h1027-1.html)の「2.医薬品による重篤な皮膚障害について」を御参照下さい。
  ※2  タミフルと腎不全との因果関係が否定できない事例が、これまでに10例(死亡例は本例のみ)報告されています。
  ※3  タミフル発売(平成13年2月)後に厚生労働省に報告された事例については上記のとおりですが、これとは別に、タミフルの製造販売業者は、そもそもタミフルとの因果関係がないものとして死亡8例を把握していると聞いています。

(参考:タミフルの有用性について)

  (1 )医薬品は、人体にとって本来異物であり、何らかの副作用が生ずることは避け難いものです。このため、治療上の効能・効果と副作用の両者を考慮した上で、医薬品の有用性が評価されるものです。
  (2 )タミフルについては、 ○  WHOや欧米においても、インフルエンザに有効な医薬品は実質的にタミフルしかなく、新型インフルエンザ対策の重要な柱として位置付けられており、
○  タミフルとの因果関係を否定できない死亡例が上記のとおり報告されていますが、ごく限られたものです。  (注 )昨年冬のインフルエンザ・シーズンにおけるタミフルの国内供給量は約860万人分。

  (3 )したがって、タミフルは医薬品として高い有用性が認められるものであり、通常のインフルエンザ及び新型インフルエンザ対策の上で、必須の医薬品と考えられています。

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 cf.厚生労働省

 cf.インフルエンザQ&A(日本医師会)

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 以上引用終わり。

 「風邪は万病の元」などと言う。風邪とインフルエンザは違うが、人が風邪に罹っていればその人間の体力は弱まっているわけで両者がまったく無縁というわけではない。では風邪に罹らないためにどうすればいいかというと、まず住まいを始め衣食住を清潔に保ち、可能な限り健康で節度ある生活をして、外出から帰ったら嗽・手洗いは励行して・・・とまあ、私なんかはこの歳になるまで全然守って来れなかったことばかりだね。あちゃ~っ。

 厚生省が言っているように「医薬品は、人体にとって本来異物であり、何らかの副作用が生ずることは避け難いもので」「このため、治療上の効能・効果と副作用の両者を考慮した上で、医薬品の有用性が評価されるもので」ある。薬品というものは、要は効用と薬害との兼ね合いなのである。医療行為にしたところで、それによって医療を施される側が多大なストレスを強いられるならばいったい何のための治療かわからない。

 ヒト・インフルエンザのウイルスは賢いから、我が方の対処法を見定めてから「抗原性変異」を繰り返す。人間が打ち立てる防御網を突破出来るように自らの肉体(?)を変えて新しい事態、新しい環境に適応してしまうのだから、今日打ったワクチンの予防接種が明日効く保証など更々ないわけであるが、仮令単なる気休めに過ぎなかったとしても、我々はワクチンを接種出来るだけでも幸いと思わなければならないのかも知れない。インフルエンザに限らず、開発途上国にあっては数千数万もの子供らが医薬品不足のため為す術も無く死んでいってしまうのであるから。
 というわけで(はあ?)「気休め」というのは人生には重要である。心の平安に焦がれて、人は或いは宗教に縋るのである。

 cf.生物学

 cf.ウイルス

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 まだ「生命」の定義は確定していないようである。
 「蛋白質の機械」論は主流らしい。

 生命は細胞(構造)があり、ウイルスはない。
 ウイルスは蛋白質と核酸(DNAかRNAのどちらかが基本)を持つ粒子である。
 ウイルスは他の細胞に寄生して初めて増殖出来る。エネルギーを自ら産出出来る構造も持たないから寄生した細胞のエネルギーを盗用?する。・・うん、この辺までは何となく付いて行けるけど、広義に解釈すればウイルスも生命じゃないのかなあ・・。
 
 Virusとはラテン語で「毒」を意味する。鳥インフルエンザなどは我々にとってまさに「毒」であるのだろうか。

 やあしかし、脱穀、暗黒期、結晶化・・と、ウイルスって面白いなあ。
 上記ウイキペディアの「ウイルス」を読み浸ってしまいました。w


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