フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

同族とは言うものの…

2020-09-07 19:51:44 | 美しく生きるという事

同族会社と言うときは、幹部をほぼ身内で固める、と言うことが多いと思います。

でも、幹部でなくても同族を募りたい職員っているんですね。

これぞという人に的を絞り、切々と自分がいかに悩んでいるかと言うことを説く。

いかに自分がひどい仕打ちを受けているかを説く。

自分に大した能力がないことを棚に上げて誰かのせいにして、

誰かがやってくれないから私がひどい目にあう、と説く。

巧妙なんですよ。実に。

そうやってあちこちの人に涙物語を語るうちに、

『いちいち食っちゃべっていないで仕事しろよ!しゃべってる間に手を動かせよ。

やっぱ仕事できない、こいつ』と私に思われてしまうと言うことに 

早く気がついてほしいと思います。