フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

懐かしの風景

2018-07-12 21:45:08 | 美しく生きるという事

オババは長いことヒトをやって来ました。

学校行って会社通って……。

家との往復でした。

そんなときの楽しみと言えば、本屋さんめぐりでした。

当時住んでいた実家の最寄り駅周辺には本屋さんが何軒かあり、

はしごして好きな本を探すのが楽しかったです。 


今日オババは通勤帰りに駅チカの本屋さんに立ち寄りました。 

目的はとある作家の本を買おう!というもの。

昔と違って文庫本コーナーは狭かった。

そりゃ売れ筋の作家を優先するよね、と納得はしましたが、狭いところに色んなジャンルの本を並べているものだから、雑然とした感は否めません。

これじゃあどこにあるのか分からない。

店員に聞かなきゃ……。

欲しい本が決まっているのなら、ネットで買った方が早いです!

 

でも、本屋さんのいいところは、

ネットサーフィンならぬ、

立ち読みサーフィンですかね。

か、題名サーフィン。

端から端まで眺めて、興味がわいたら手にとって少し読む。

ただ、買いません。多分読み通す力がないことを分かっているのでしょう。

本の数だけ人生がある。

それを思うとオババは、別に他人の人生を抱え込むことないや!

と、関わりを拒否するのであります。

もう、自分の人生だけで十分。

昔こうやって本屋さんの棚を隅から隅までながめたな、

と雰囲気を思いだせから良かったなー。