フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

孫休とは如何に?

2018-07-09 19:53:41 | 美しく生きるという事

こないだ新聞に載っていた投書なんですが、

双子の出産が近いので産後の手伝いを早めに頼もうと考えた。

夫は海外出張が多く、取れても2週間。

実母はフルタイム勤務でこれまた会社に頼み込んで2週間。

義母はパートタイマーで、職場の同僚たちに頭を下げて4ヶ月仕事をしないことにした。

 

この妊婦曰く、

孫のために休みを取ることを会社が認めてくれないだろうか?

 

オババは驚いた。

確かに産後は誰かしらの手伝いが必要だ。

産後の体を休め、赤ちゃんの世話に専念するため。

しかし昨今、

孫が生まれるような年齢になっても働く女性はごまんといる。

そんな女性が、娘あるいは嫁が出産するので、

手伝いをしたいので休みを取らせて貰えませんか?

と、会社に申し出ているのだろうか。

 

前の職場でパートさんが、

『子どもが熱だしたからめんどうみて、って娘に言われたの。帰っていいかしら?』

『これから?』

『お母さん、パートだから休んでも大丈夫でしょ?って娘が言うのよ』

『あのね、あなたはパートだけど、仕事するのに必要な人なのよ。帰られたら困るの』

『……でも……帰っていい?』

と、そのパートさんが帰ったのをオババは見ていました。

パートだからすぐ休んでもいい……スゲー理屈だな、と思いました。

しかし、娘の立場から言えば、

会社はそれをOKとしてほしい。わけです。

 

産休育休取って働く女性。

それだって回りの援助が必要なのは分かっていましたが、

そうかー、産後の世話人も必要なんだった!

と、目からウロコが落ちた。

うちの嫁さんには実家のお母さんがついていてくれます。

もし、実家のお母さんが具合が悪ければ、オババが見なきゃいけないわねぇ。

そしたら私、産休ならぬ孫休とらなきゃいけなくなるの?

いや~。どう考えても無理でしょ。1日取るのに大変なんだから。

 

役人の方々、

子どもをどんどん産みなさい、と言うなら、

産後の世話人もちゃんと用意してあげなさい!

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする