まもなくウクライナ侵攻から1年
神奈川・鎌倉の大船観音寺で24日、
供養実施へ
2/15(水) カナロコ
ウクライナ国旗と同じ青と黄色のツート
ンカラーで照らされた大船観音像
=2022年4月
ロシア軍がウクライナ侵攻を始めて1年に
なる24日に合わせ、大船観音寺(神奈川
県鎌倉市岡本)などはウクライナとロシア
双方の犠牲者の供養を執り行う。一日も早
い戦乱の終結を目指そうと、同市の市民団
体「鎌倉ガーディアンズ」などが企画した。
地元のサッカークラブ「鎌倉インターナシ
ョナルFC」のメンバーらが大船、鎌倉の
両駅に立ち、募金活動を行う。集められた
寄付金はウクライナ大使館に届けられる予
定。
同団体の大津定博代表は「この1年でウク
ライナへの関心も薄れている。平和の尊さ
と戦争の愚かさをいま一度考える機会にな
ってほしい」と話している。
法要は午後3時から、募金活動は同5時か
ら。問い合わせは、大津代表電話090
(9814)0696。 ロシア軍がウク
ライナ侵攻を始めて1年になる24日に合
わせ、大船観音寺(鎌倉市岡本)などは
ウクライナとロシア双方の犠牲者の供養を
執り行う。一日も早い戦乱の終結を目指そ
うと、同市の市民団体「鎌倉ガーディアン
ズ」などが企画した。
地元のサッカークラブ「鎌倉インターナシ
ョナルFC」のメンバーらが大船、鎌倉の
両駅に立ち、募金活動を行う。集められた
寄付金はウクライナ大使館に届けられる
予定。
同団体の大津定博代表は「この1年でウク
ライナへの関心も薄れている。平和の尊さ
と戦争の愚かさをいま一度考える機会にな
ってほしい」と話している。
法要は午後3時から、募金活動は同5時
から。問い合わせは、大津代表
電話090(9814)0696。
河津桜が春告げる
洞川の土手で
タウンニュース
洞川の土手に咲いた河津桜
(1月31日撮影)
南足柄市内の市体育センターグラウンド
近くを流れる洞川の土手に河津桜が咲き、
春の訪れを告げている。
地元の有志たちが植えた35本ほどの河津
桜が並んでおり、寒風に揺れる濃いピン
ク色の花が、行き交う人の目を楽しませ
ている。
市観光協会によると、見頃は2月中旬か
ら3月上旬という。
寄稿
松田城の魅力に迫る
第4回 出土遺物から迫る松田城
タウンニュース
出土した貿易陶磁器(青磁)と
炭化穀物類
松田城の知られざる歴史や魅力について、
地域の研究者が5回にわたって連載します。
「幻の松田城」とも言われたこの城に光
があてられた時があった。東名高速道路
の拡幅工事に伴い、発掘調査が行われた
昭和60〜62年(1985〜87)頃である。
調査では、掘立柱(ほったてばしら)遺構
や柵列(さくれつ)、空堀などが発掘され
た。加えて、貿易陶磁器(中国龍泉窯
(りゅうせんよう)産)、カワラケ、刀子
(とうす)、毛抜き、硯(すずり)、火打
ちがね、茶臼など当時の人々の生活に根ざ
した遺物が出土した。以前、花器ではない
かと紹介した瓦質土器(がしつどき)は、
どうやら風炉(ふろ)の可能性が高そうで
ある。出土遺物の一つに、大量の炭化した
穀物類(米・麦・粟など)がある。これら
は、主に穀物倉と思われる焼失した遺構か
ら出土した。
兵粮(ひょうろう)ともなった貴重な穀物
類。なぜすべて持ち出されずに焼失したの
か。その理由として、敵に攻められ穀物類
を持ち出す間もなく、城を破壊し撤退した
のではないか、という説が出されている。
この説は武器類の出土がほとんどないこと
からも頷(うなづ)ける。落城の時期は、
上杉謙信(当時長尾景虎(ながおかげとら)
)や豊臣秀吉の小田原攻めあたりが想定さ
れている。松田城はいかなる最後を遂げた
のか。出土遺物からその最後を想像してみ
るのも面白い。
(問)松田町生涯学習センター
【電話】0465・83・7021
足柄茶の発展へ一丸
松田で茶業振興大会
タウンニュース
表彰の様子
神奈川の主要農産物の一つである「足柄茶」
の栽培技術向上や安定生産を目指し茶業関
係者らが一堂に会す催し「県茶業振興大会」
(主催/県茶業振興協議会)が2月7日、
松田町生涯学習センターで開かれた。
この日は生産者らおよそ180人が出席。
県茶品評会、県茶園共進会の褒賞授与のほか、
県立小田原高校放送部制作の映画「見えた、
お茶が潤す未来」の上映や「100周年を
迎える足柄茶のこれから」をテーマにした
パネルディスカッションが行われた。
県茶品評会の優等・農林水産大臣賞は山北
町の細谷晋之さん、県茶園共進会の優等・
農林水産大臣賞は秦野市の山岸勉さんがそ
れぞれ受賞した。審査長を務めた県農業技
術センターの小澤武典所長は「優等の茶は
香気に優れていた。また優等の茶園は行き
届いた管理ですべての審査項目で高い評価」
と述べた。
健康と平和願い「福は内」
箱根神社で節分祭
タウンニュース
箱根神社で2月3日、悪疫退散により、
健康で明るい平和な年を願って節分祭が
執り行われた。
本殿内での豆まき後、神楽殿での追儺式に
は赤鬼と青鬼が登場。「やぁやぁわれこそ
は」と威勢よく現れた鬼たちを、坂田金時
(金太郎)が豆で鬼退治をする寸劇が披露
された。
小澤修二宮司が「天下泰平・弥栄」を唱え
ると、勝俣伸箱根町観光協会理事長、伊藤
和生箱根町副町長、御年役らが一斉に「福
は内」と豆をまき、会場に詰め掛けた観客
たちは撮影を楽しんだ=写真。また、境内
では揚げたてのワカサギが振る舞われた。
はり絵に旧懐を込めて
湘南在住の作家が作品展
タウンニュース
来場を呼び掛ける儘田さん
小田原駅東口近くの市民交流センター
UMECOで2月17日(金)から19日
(日)まで、藤沢市在住の作家、儘田毅
(ままだつよし)さんの作品展「ままだ
つよし はり絵の世界」が行われる。
幼少期から育った米国で折り紙やはり絵
作品の創作を開始。ロサンゼルスの日系
月刊情報誌の表紙を担当したほか、現地
で精力的に作品を発表してきた儘田さん。
小田原での展示は初で、期間中はこれま
で好評だった作品や近年創作したものな
ど27点を展示する。
色のついた和紙を用いて、温もりある日本
の原風景や海外の風景をはり絵で表現する
儘田さん。今回の開催について「文化のま
ちとして小田原で個展を開催したいと考え
ていた。子どもだけでなく幅広い世代に見
てもらえたら」と話す。会場は入場自由、
期間中は儘田さん在廊予定。(問)ままだ
つよしデザイン事務所【電話】070・
2178・6547
多彩な料理 来場者が審査
崎村学院で作品展
タウンニュース
小田原市城山の崎村調理師専門学校で
2月4日、同校生徒らによる料理作品
展が開かれた=写真。この日は1年生
と2年生の36点と企業参加の4点が並
び、家族連れやシニアまで幅広い世代
300人以上が来校。生徒が日頃学ん
できた技術を披露した和洋中などの力
作を見て回った。
見た目が華やかな日本料理に多くの人の
注目が集まる中、今年はアニメに登場し
た料理の再現作品も登場。若い感覚なら
ではのメニューにも多くの人が関心を寄
せていた。
この日はまた、特製ラーメンの振る舞い
や、パン・菓子類などの販売も行われ、
参加者は未来の料理人による美味を楽し
んでいた。
今年も多くの人が来校した
山北町、小中学校の給食費一律で
1100円値下げへ 小児医療費助成
の対象範囲も18歳以下までに拡大
2/15(水) カナロコ
山北町役場
山北町は14日、今年4月から町立小中
学校全2校の学校給食費を一律で1100円
値下げする方針を明らかにした。また、
小児医療費助成の対象範囲も同月から現
行の中学生までを18歳以下までに拡大
する。
町は給食費値下げに向け、23年度一般
会計当初予算案に約670万円を計上。
川村小学校と山北中学校の児童生徒計約
560人分の給食費を助成することで、
小学生は3500円、中学生は4000
円となる。
大磯町が初設置の認定こども園
民営か直営か、池田新町長の決断いかに
方針転換も議会は反発、夜までもつれ
2/15(水) カナロコ
認定こども園への移行で揺れる大磯
町立大磯幼稚園=同町大磯
大磯町が町立大磯幼稚園を改廃して初めて
設置する認定こども園を巡り、揺れている。
これまで町は民営化による開園を目指して
事業者選定などを行ってきたが、昨年12月
に就任した池田東一郎町長が町直営での運営
方針を打ち出して事態は一転。ところが、
町議会は今月13日に開いた3月定例会本
会議で民営化を支持し、議論は振り出しに
戻った。「民営化」か「町直営」か-。す
でに同幼稚園の閉園時期は決まっており、
町長の決断が注目される。
同幼稚園は待機児童の増加や幼稚園ニーズ
の減少に施設の老朽化が重なったことで、
町の意向も反映できる「公私連携」の民営
化による認定こども園への移行が2020
年度末に決まった。町は昨年6月に条例を
改正して同幼稚園の24年3月末の閉園を
決定。昨年9月にはプロポーザル方式で事
業者を選定し、24年4月の開園に向けて
新園舎の設計に入っていた。
事態が変わったのは昨年11月の町長選直
後。初当選した池田町長が「選挙中、民営
に不安な多くの保護者から町直営の存続を
要望された」として、町直営での開設を表
明した。保護者の不安に加え、障害のある
子どもの「最後のよりどころ」として町直
営にしたいとの思いが強かったという。
この方針転換を受け、町職員は事業を一か
ら見直すことになり、時間の制約も踏まえ
て園舎を建て替えから改修に変更。町議会
3月定例会に提出した22年度一般会計補
正予算案に改修のための設計委託費約
2500万円を計上した。
一方、町議会側からは「説明もなく議会軽
視」「すごい(計画が)走りすぎている。
弊害が気になる」などと反発や不安の声が
上がり、13日に開かれた本会議は夜まで
もつれ込んだ。
家電や節水…省エネ術や電気代節約を学ぶ
神奈川の「ラスカ茅ケ崎」で開催、27日まで
2/15(水) カナロコ
ラスカ茅ケ崎で開かれているパネル展
(茅ケ崎市提供)
家庭でできる省エネ術を紹介するパネル展
が商業施設「ラスカ茅ケ崎」4階の無印良
品(神奈川県茅ケ崎市元町1丁目)で開か
れている。同市環境政策課の主催で、27
日まで。
省エネルギー月間の2月に合わせた展示で、
同店がフードドライブ活動の推進や、ペッ
トボトルごみを削減するために給水機を店
内に置くなど環境に配慮した活動を実践し
ていることから、初めて企画された。
展示では、省エネにつながる家電の使い方
や水道の使用方法などをクイズ形式で紹介。
電気料金の高騰が続く中、省エネ術や電気
代の節約について楽しく学ぶことができる。
同課は「家庭でできることを実践してほし
い」と呼びかけている。問い合わせは、同
課電話0467(82)1111。
大磯プリンスホテルで「夜のお花見」
17日から初開催 「桜吹雪包まれ
ながら」シャンパンも
2/15(水) カナロコ
桜アートをライトアップした夜桜
ガーデンのイメージ(大磯プリン
スホテル提供)
ひと足早く夜桜を楽しめるイベント
「桜のナイトPARK」が17日から、
大磯プリンスホテル(神奈川県大磯町
国府本郷)で初開催される。プロジェ
クションマッピングの桜吹雪に包まれ
ながらシャンパンを味わうなど、一風
変わった「お花見」を楽しめる。
ホテル内温泉・スパ施設「THERMAL
SPA S・WAVE」では、リラクセー
ションスペースで桜吹雪のプロジェクショ
ンマッピングに包まれながらロゼシャンパ
ンが味わえる。また、スパ棟1階のガーデ
ンにはソメイヨシノに造花を付けた「桜ア
ート」を設置。金・土曜はライトアップさ
れた桜アートを見ながら酒を楽しめる
「SAKURA BAR」もオープンする。
夜だけでなく昼も楽しんでもらおうと、期
間中の週末などには寝ころびテラス「サン
ラウンジャー」で桜アートを見ながらハン
バーガーやスープなどがセットになった
「桜のピクニックランチ」を味わえる。
4月9日まで。夜のイベントは午後5時~
午前0時。バーは午後5~10時、ランチ
は午前11時半~午後2時の受け取り。
問い合わせは、同ホテル電話0463
(61)1111。