秦野市人口
65歳以上4万8千人
高齢化率30・2%
タウンニュース
9月21日は敬老の日。秦野市の住民基本台帳人口
によると、今年8月末現在の総人口16万524人、
65歳以上の人口は4万8550人。高齢化率(総人
口に占める65歳以上の人口の割合)は30・2%とな
っている。前年同時期のデータを見ると、65歳以上
の人口は4万7734人で、高齢化率は29・6%。
ちなみに10年前の2010年の同時期は、総人口16万
2246人。65歳以上の人口は3万3508人、
高齢化率は20・6%。
今年9月1日現在の100歳以上は81人。女性が73人、
男性が8人。最高齢は女性で107歳。
「学校クリーン隊」活躍中
コロナ感染防ぐ除菌作業
タウンニュース
水回りの除菌作業を行う菊地さん
秦野市は市内の小中学校で教員の補助を行う
「スクールサポートスタッフ」が活動している。
スタッフには主に授業の補助を行う「学び応
援隊」と、清掃や事務作業の補助を行う「学校
クリーン隊」があり、地域の市民が学校の現場
で活躍している。
同制度は教職員の多忙化の解消や学校業務の改善
策の一つとして2019年度にスタート。昨年度
は教員OBらが授業のサポートを行う「学び応
援隊」が活動してきた。
今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止
するため、児童・生徒がトイレや水回りの清掃を
することを控えているため、教職員らがトイレなど
の清掃に携わらなければならない状況となっている。
そうした状況を改善するため今年度神奈川県は、
各自治体に対しスクールサポートスタッフを雇用
するための助成を新たに始めた。秦野市では前年
度から開始したスクールサポートスタッフ「学び
応援隊」に加え、今年度県費を活用した「学校クリー
ン隊」を設置し、参加者を市役所のホームページ
などで募集した。
クリーン隊は水回りの除菌など手掛ける
第1期の募集に応じて渋沢中学校「学校クリーン隊」
のひとりに加わった菊地寿美さんは、子どもが同中
学の卒業生。夫がPTA会長だったこともあり、
自身も学校に通う機会が多く、知っている教諭が
多くいたこともあり、応募した。
菊地さんは、毎週4日間放課後を中心に4時間ほど
活動し、水回りやトイレなどの除菌作業をはじめ、
印刷作業の手伝いなどを手掛け、教諭らをサポート
している。同中学の柏木荘一校長も「この制度は学校
として非常に助かっている。トイレの除菌などを行
っていただけることはありがたい」と話す。
各校1人以上配置も地域にばらつきが課題
秦野市教職員課では「少なくとも各学校1人はスクー
ルサポートスタッフを配置し、全体では30人以上に
なっている一方、地域によってばらつきもある」と
課題を話した。
菊地さんは「地域に愛着を感じている。コロナ禍で
子どもたちの生活にも制限があるなかで、生徒が学校
でなるべく笑顔で快適に過ごせるようにお手伝いでき
たらうれしい。そういった意味でやりがいも感じてい
るし、仕事は充実しています」と話す。
写真で触れる昭和の秦野
東公民館で写真展
タウンニュース
懐かしい風景や珍しい写真に見入る
東公民館(伊藤仁志館長)で10月31日(土)まで、
写真展「昭和30年代の東地区と秦野」が開催され
ている。
写真展のテーマは「おじいちゃん、おばあちゃんが
子どものころ」。期間中は秦野市が所蔵する写真
およそ60点を展示している。同公民館は「新型コロ
ナウイルス感染防止のための新しい生活様式に取り
組む中、地域の歴史や発展など、過去から暮らしを
見つめ直す場になれば」と話す。
展示は同公民館2階ロビー、午前8時半から午後5時
まで、入場無料。10月12日(月)は休館。問い合わ
せは東公民館【電話】0463・82・3232。
欧州の中世古楽に触れる
演奏会とワークショップ
タウンニュース
奏者の中村会子さん
クラシック誕生前のヨーロッパで演奏されていた
「中世古楽」に触れられるサロンコンサートと
ワークショップが、10月に大磯町東小磯のアトリ
エひろで開催される。
コンサート「中世古楽の扉IV」は10月3日(土)に
2部制で開催。「午後の回」は午後2時、「夕の回」
は午後5時開演。中世古楽器奏者の中村会子さんと、
アルメニア管楽器奏者の藤川星さんによる生演奏と
中世古楽にまつわる解説を聞くことができる。要予約。
各回10席。チケットは2500円。予約・問い合わ
せは下記電話番号、またはメール(【メール】
otoniwa.kogaku@gmail.com)へ。
ワークショップ「中世古楽を楽しむ会in大磯」は
4日(日)の午後2時から5時まで。講師の中村さ
んと一緒に羊皮紙に書かれた中世の譜面を読み解いて、
巡礼歌と聖母マリアを賛美する宮廷音楽を演奏する。
定員7人。参加費3800円(お茶付き)。
予約はメール
(【メール】sapporo.mmc@gmail.com)へ。
問い合わせはアトリエひろ
【携帯電話】070・6512・8182へ。
座間市長に新人佐藤氏、初の女性市長誕生へ
現職の4選阻む
9/20(日) カナロコ
座間市長選と市議選の開票作業
=20日午後9時ごろ、座間市相武台
1丁目のスカイアリーナ座間
任期満了に伴う神奈川県座間市長選が20日、投開
票され、新人で元市議の佐藤弥斗氏(50)が現職
の遠藤三紀夫氏(62)を破り、初当選を果たした。
同市初の女性市長が誕生することになった。
市長選は過去2回無投票が続き、選挙戦が行われる
のは12年ぶり。3期12年の現市政への評価が
主要な争点になった。
佐藤氏は「現職は3期目に入って市民の声を聞か
なくなった」と市政刷新の必要性を強調。市内を
自転車で遊説し、市長報酬の20%削減と新型コロ
ナウイルス対策の強化、地域経済の活性化策などを
訴え、有権者に支持を広げた。
遠藤氏は、市民の意見を集約して策定した第4次
総合計画の進捗(しんちょく)ぶりを実績として
アピール。コロナ禍だからこそ安定した市政運営
の継続が不可欠とも訴えたが、伸び悩んだ。
投票率は45.00%で、2008年の50.
29%より5.29ポイント下がった。
当日有権者数は10万9085人(男5万4693人、
女5万4392人)。
渡辺崋山の「厚木六勝」レプリカを初展示
米で発見、江戸末期の風景画
9/20(日) カナロコ
厚木六勝のレプリカをのぞき込む来場者
=厚木市下川入のあつぎ郷土博物館
江戸時代後期の画家渡辺崋山が当時の厚木の風景
を描いた「厚木六勝」のレプリカが国内で初めて、
あつぎ郷土博物館(厚木市下川入)で展示されて
いる。長く行方が分からなかったが、2017年
に米ハーバード美術館に所蔵されていることが判明。
同博物館が作品の画像データを取り寄せ、複製した。
崋山は田原藩(現愛知県)の藩士で、後に家老に
就いた。画家、蘭学者としても知られ、古河藩
家老・鷹見泉石(せんせき)を描いた肖像画
「鷹見泉石像」は国宝に指定されている。
崋山は1831(天保2)年に厚木宿を訪れた際
の紀行文「游相(ゆうそう)日記」に、当時の
厚木のにぎわいを「厚木の盛なる都とことならす」
と記している。
厚木六勝は地元の書家・斎藤鐘助に依頼されて描
いた風景画で、冠雪の大山を描いた「雨降晴雪
(うこうのせいせつ)」、相模川の流れを表現
した「相河清流(そうがのせいりゅう)」など
6枚からなる。戦後、所在が分からなくなって
いたが、ハーバード美術館を訪れた東京芸術大学
美術館の古田亮准教授が所蔵されていることを知り、
厚木市に連絡した。市文化財保護課の増田裕彦
課長は「米国に渡ったといううわさ通りだった。
6枚見つかって良かったと喜んだ」と振り返る。
貸し出しを要望したが実現せず、レプリカを作成
するための画像データを借り受けた。
レプリカは、19日から始まった企画展「優しい
旅びと・渡辺崋山展─『厚木六勝』と『游相日記』」
内で展示されている。本物と同じ縦19センチ、
横約35センチのカラーで楽しめる。同博物館は
「厚木六勝はこれまで白黒写真でしか見られな
かった。大山の雪の様子や花の表現などをカラー
で味わってもらえれば」と話している。
企画展は11月8日まで。入場無料で、午前9時~
午後5時。期間中の休館日は9月28日、10月26日。
「コキアの里」、新たな名所へ
松田町で22日に開園式
9/20(日) カナロコ
丸々と茂ったコキアと飯田さん(左)
=松田町のコキアの里
松田町の新たな名所にしようと、町内の飲食店主、
飯田勝宏さん(75)が昨年、松田山にオープン
した「コキアの里」が22日に2年目のシーズン
の開園を迎える。現在は丸々とした樹形のコキア
が少し赤く色づき始めている。10月中旬には真
っ赤になるという。
コキアは和名で「ホウキグサ」と呼ばれる一年草で、
秋になると樹形が丸くなり紅葉する。飯田さんはロウ
バイ、河津桜に続き町に観光客を呼べる名所をつく
ろうと昨年、遊休農地約17アールを借りて約2千株
のコキアを植えた。だが、植える時期が早すぎて枯
れたり、丸くならない品種だったりと観賞できるも
のは500株ぐらいしか残らなかった。
今年は失敗を生かし、丸く紅葉した木から種を取っ
て苗を作り、昨年より2カ月遅い7月ごろに植栽。
現在は園内を埋め尽くすほどの約3300株が育っ
ている。飯田さんは「昨年は何も分からない中での
スタートだったが、今年は絶対の自信がある」と深
まる秋を楽しみにしている。
22日の開園式は午前11時から。焼きそばやキノ
コ汁などが振る舞われる。西平畑公園内の町自然館
から徒歩5分。運営ボランティアも募集している。
問い合わせは、飯田さん
電話090(8871)6464。
箱根「金時山」登山者数、過去最少に
神奈川新聞 2020年6月29日(月)
タウンニュース
金時山山頂に設置された標柱で記念
撮影する子どもたち
環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所は17日、
箱根町の金時山の2019年度の年間登山者数が
前年度と比べ1万1067人(11・1%)減の
8万8433人だったと発表した。集計を始めた
10年度以降、箱根山の火山活動が活性化した
15年度(9万8736人)を下回り、過去最少
となった。
稲穂とひがん華が共演
黄金色の稲穂と真っ赤に咲き乱れる彼岸花。
福岡県うきは市の「つづら棚田」が秋色に
染まっている。この日に収穫を始めた松木
高雄さん(70)は「台風の被害もなく、昨年
より多く収穫できそう」とにっこり=20日
(時事通信社)